家全体をおおうほどの大きな茅葺(かやぶき)屋根や、家々の間に広がる水田・ライトアップされ雪とのコントラストが目を引く夜景など、いつの季節に訪れても「絵になる」世界遺産の白川郷。合掌造りとして世界的にも有名な場所です。
テレビや雑誌で見て、一度は足を運んであの景色を体験したいな、って思ったことありますよね。
白川郷は岐阜県の上のほう、石川県と富山県の県境の近くにあります。12月~3月の冬季は最低平均気温が、-2度~-5度となり、小京都として有名な高山と同じく、たくさんの雪が降り積もる場所でもあります。
そんな白川郷に冬の観光として訪れる場合は、どんな服装で行けばいいのか?迷う人も多いことでしょう。
そこで、服装や足元の防寒など気になることをまとめてみたので、ご参考にして下さい。
冬はどんな服装をしていったらいいの?
彼氏や彼女・友達など、誰と一緒に行くかによっても服装選びは違ってくると思います。
ただ、オシャレにしたい気持ちもわかりますが、雪国を知らない人は場違いな格好をしやすいので、とにかく「肌の露出は避ける!」ということだけは頭に入れて服選びをしましょう。
防寒着として一番に思いつくのがダウンコートです。
寒い冬はというより、雪国にはやっぱりダウンがおすすめです。
ベストタイプのようなものではなく、できれば体全体をカバーできるロングコートタイプの方が安心です。欲をいえば、防水・防風機能が付いていればグッドでしょう。
肌の露出はできるだけ避けたいので、マフラーやネックウォーマーで首元を温めたり、手袋は必須アイテムになります。
またニット帽(できれば耳まで隠せる)や、耳当てなど、頭部の防寒も必要です。
ただ寒いからといって厚着をしすぎると、動きにくくなってしまうので、着こみ過ぎず、肌着はヒートテックなどの保温性にすぐれたインナーやタイツなどがおすすめです。
靴下は厚手で長めのものがよく、足元が悪いので、濡れてしまった時のためにも、替えの靴下もあると安心です。
防寒に便利な「ワークマン」
でも、オシャレな格好じゃなくてもいい、なんて場合はワークマンで防寒防風アイテムを探してみてはどうでしょうか?
そう、あの黄色と黒色の看板が目印の、作業着などを取りあつかっている「ワークマン」です。最近はワークマンプラスというブランドとして、アウトドアやスポーツ用の商品を扱っていてジワジワと人気が出てきていますよね。
また、作業着屋さんというイメージがありますが、女性用もあるので男女問わず利用でき、意外と、防寒用のインナーなど使えるアイテムが充実しています!
機能性に優れているだけではなく、低価格なアイテムもあるので利用しやすいですよ。
インナーや、普段使い用として持っていても重宝するので、ちょっと気になる方はチェックしてみはどうでしょうか。また、スキーやスノボをされる方ならスキーウェアでもいいでしょう。
長靴とムートンブーツどっちがいい?
ちゃんと防水したい方ならば、やっぱり長靴の方がおすすめです。
最近は色が豊富なものやデザイン性のある長靴もあります。
雪が溶けた場所や踏み固められたところではなく、降り積もった場所を歩くこともありますので、丈の長いタイプを選びましょう。
また、雨用の長靴は保温効果はないので、足用のカイロなどで温めることをおすすめします。
ただ、やっぱり見た目が大事という方は、ムートンブーツでも良いですが、基本的に防水加工のものはほとんどないんですよね。
ムートンブーツは、元々はオーストラリアのサーファー用で、海から上がった時に足を冷やさないために作られブーツなので、温かい保温効果はあるのですが、水には弱く染みやすいです。
特にお値段が安ければ安いほど、保温効果が低く、染み込みやすいという難点があります。
通常のファッション性で履くなら問題ないのですが、雪国で履く場合は、なるべく防水撥水加工されたアイテムを選びましょう。
また、すでに持っている靴が防水加工されていなかったら、防水スプレーで対応をしっかりしましょう。その場合は防水スプレーを、「これでもか!」というぐらい吹きかけて、2~3度塗りをしておきましょう。
ちなみに、防寒着にも防水スプレーをかけておくと、急な雪でも弾いてくれるので安心ですよ!
長靴もムートンブーツも両方に言えることですが、防滑加工もチェックポイントです。
ライトアップされた夜景も見どころの一つですが、夜は足元が見えにくく転倒の危険があります。足底に凹凸の防滑加工があると、歩くのにも安心です。
その他にあったら良いアイテム
ただ、凍結した道や慣れない場所では転倒する危険があります。傘よりは、レインコートの方が転倒しても両手が使えるのでおすすめです。
まとめ
いかがでしたか。
あれもこれも持っていくと、荷物がかさばって大変にはなるのですが、いざ現地に着いたら「想像以上に寒くて凍えそうになった」なんてことにならないよう、服装の準備は万全にしておくことをおすすめします。
「これでもか」というくらい防寒をしても、し過ぎることはないので、天気予報で気温や降雪情報も参考にしながら、事前準備はちゃんとしておきましょう。