仏滅はよく耳にする言葉なので、どんな日かわかる人は多いですが、不成就日(ふじょうじゅび)は、ちょっとよくわからないという人が多いのではないでしょうか?
また、不成就日と仏滅をあまり詳しくは分からなくても、文字をみるだけで、縁起の悪そうな日だと思いますよね。
確かにこの両日は、どちらも暦上では凶日となります。
この日にはやってはいけないことがあるのか?気にしなくてもいいのか?など、悪い日と聞くと、どのように行動すればわからない時もあります。
そこで今回は、みなさんに知っておいて欲しいことも含めて不成就日と仏滅の、気になることを分かりやすくご紹介させていただきます。
不成就日と仏滅はどちらが悪い?
不成就日とは、何事をスタートするにも不適当とされている凶日です。旧暦(昔の太陰太陽暦法)により決まっている日であり、8日ごとにめぐってきます。この日は、文字のとおり何をやっても成就はしないとされています。物事をスタートさせる日としては、大吉日の天赦日とは真逆の日となります。
また、仏滅はよく聞く言葉ですが、この日は六曜(日時や方位などによって決まる運勢)での、一番良くない日になります。六曜はカレンダーなどでも目にする機会が多いので、「大安は良い日で仏滅は悪い日」と、昔から馴染みのある日になりますね。
そこで不成就日と仏滅では、どちらが悪いのかと言うと、不成就日になります。「何も成就しない日」とあって、吉凶を判断する暦では最も凶日(縁起の悪い日)となります。
また、不成就日と仏滅の2つの日が重なると、さらに大凶日となります。
不成就日にやってはいけないことがある?
不成就日は、たとえば結婚や入籍・子供の命名、仕事での契約・開店などの慶事など、日常にある新しい物事を始めるのは、避けた方がいい日です。
細かなことでは、習い事を始めるのもこの日は避けるほうがいいです。引越しや移転などの環境を変えることもやってはいけないです。
また願い事をする(心で思うことであっても)やめておく方がいいとされています。不成就日に当たる日は、お寺や神社への参拝なども行かないほうがいいといわれます。
仏滅では?
ただ仏滅に関しては、先勝・友引・先負・大安・赤口の六曜の中でも大吉凶の日といわれていますが、仏滅は、「一旦物事が滅びて、新しく始まる日」とも言われて、大安の日と同じように「何かを始めるには良い日」といわれることもあります。
だから、あえて仏滅に結婚式を行う人もいます。式場によっては仏滅の日の料金の割引などがるので、お得感もあり最近では増えてきているようです。
凶日は気にしない?
不成就日と仏滅に当たる日は、成したい物事(大きなイベント)があったとしても、この日が避けれるのであれば行動には移さないほうがいい日です。
けれども積極的に行動するのではなく、普段どおりに過ごせば大丈夫な日なんです。
休日であれば身体を休める日に使うなどゆっくりと過ごす1日として使ってください。
この日にイベントやお出かけがある場合は、必要以上に気にしすぎないことも凶日をやわらげることになります。
不成就日や仏滅は、日本の暦での凶日にあたりますが、気にしない・何も影響のない人もいます。また、気にしすぎると悪い方に進んでしまうこともあるので、「気にしすぎない」ということも大切ですね。
まとめ
不成就日と仏滅にあたる日は、あらかじめ知っておくことは大切です。
新しいことをスタートすることが分かっているのであれば、不成就日は避けたいですよね。
また不成就日と仏滅が重なる日は、なるべく大きなイベント事はしないように気をつけましょう。
ただ普段の生活に関してはあまり意識しすぎるのも良くありません。
必要以上に避ける必要はなく、車の運転や外出は普段どおりで大丈夫です。重要なことに関しての日時を決める参考にしてください。
不成就日と仏滅は重なる日もあり、月に数回あります。
ですがその逆の吉日も月に数回同じようにありますので、出来るだけ凶日は避けれるようにできればいいですね。