ニセコと言えば、やっぱり北海道内でも屈指のパウダースノーが自慢のスキー場ですよね。ニセコアンヌプリ国際スキー場などの有名なスキー場があり、ふもとにはいくつもの温泉郷があり、「ニセコ = 冬」のイメージが強いですよね。
実はニセコは、近年オーストラリアやニュージーランドからの観光客や移住者が多く、豊かな自然を生かしたアクテビティが考案されたことから、夏のニセコも人気が沸騰しています。
そこで冬のスキーだけではなく、夏のアクテビティが満喫できる、ニセコの夏の楽しさやおすすめスポットをご紹介します。
ニセコの夏はなにがある?
ニセコは、羊蹄山をはじめとする山岳地地域で、山遊びはもちろん山岳の恩恵で沢山も自然豊かな景色も作られています。
冬場は雪が多く降り積もるので、ニセコのスキーは世界的にも有名ですが、雪がなくなる夏から秋にかけてもレジャースポットとして注目を集めています。
羊蹄山で登山やサマーゴンドラ
ニセコと言えば、やっぱり羊蹄山は外せません。別名「蝦夷富士」と言われている富士山のように見た目にもきれいな山です。標高は2000メートルに少し欠けるほどの高さで、6月下旬に山開きがあり、登山客で賑わいます。
とはいえ、標高はそれなりに高いので、「初心者が気楽にハイキング!」と言った感じではないのです。(一応ホームページとかでは初心者OKってことになっていますが)
そこで、羊蹄山は見たいけど登山をする元気はない、と言う人におすすめなのが「サマーゴンドラ」です。このサマーゴンドラは夏の期間(7月中頃~9月中頃)の運行で、羊蹄山にかかっているのではなく、ニセコ・グラン・ヒラフとニセコアンヌプリのゴンドラですが、羊蹄山とともに大パノラマを満喫できます。乗車時間は10分ほどで、約1000mまで登ります。
羊蹄山はもちろん、洞爺湖や有珠山・噴火湾など、夏限定の景色を楽しめます。
自然体験グラウンドピュア
アクティブに楽しみたい人には、沢山の種類の遊びが楽しめる、ニセコ町東山温泉の「ピュア」アクティビティがおすすめです。インストラクターのスタッフもいるので安心して遊べ、子供はもちろん大人も楽しめます。
各アトラクションごとに料金を払って遊ぶようになりますが、できれば時間に余裕を持ってパスポートを購入して丸1日遊ぶのがおすすめです。
GWと、6月の土・日のみ営業
7月1日~10月14日は毎日営業
9:00 ~17:00まで営業(10月1日~10月14日は16:00まで営業)
・料金(全ての遊びができるパスポート)
大人:4800円・子供(中学生以下):3800円
アトラクションによっては年齢・身長制限があります。
ニセコのスイーツ「ミルク工房」
ニセコの観光名所と言えば、やっぱり「ミルク工房」は外せません。ミルク工房内の高橋牧場で提供される牛乳を使った様々なスイーツが目白押しです。何を食べても美味しいのですが、やはりソフトクリームが一押しでしょう。
工房内の「カフェest」では、パフェやケーキセットと迷走必至のラインナップです。みんなでシェアして楽しむこともできますよ。また、このミルク工房、先ほどの羊蹄山をメインとしたビュースポットもあります。きれいな景色を堪能してから、おなかも満足できます。
ショップではお土産も盛りだくさんなので、目移りして買いすぎ注意にならないようにしましょう!
・高橋牧場ミルク工房
文学・歴史を学びながら散策
ニセコゆかりの作家であり、「カインの末裔」「生れ出づる悩み」「或る女」などの作品を残した、大正時代を代表する有島武郎の記念館、その名も「有島武郎記念館」もおすすめです。
きれいな庭園は、羊蹄山がきれいに臨め、散策するにはもってこいですし、観光名所は人が多すぎるのですが、ここは比較的観光客が少なく、のんびりとした時間を過ごすことができます。併設のカフェも評判がいいです。
ちなみに入館料は大人500円ですが、カフェは入館料無料です。北海道で、文学・歴史の世界に浸るのもいいものですよ。
・有島武郎記念館
ふきだし公園
羊蹄山とその麓のミネラルたっぷりの湧き水が噴出していて、名水の里と親しまれている公園です。「京極の名水」として名水100選にも選ばれています。
公園のいろんな所で羊蹄山の伏流水が涌き出ているので、マイナスイオンたっぷりの癒しももらえます。森林浴でお散歩したり、小さの子供さんの遊べる遊具もあるので、子連れの家族も楽しむことができます。
神仙沼
ニセコには山系の恩恵で沢山の沼があります。その中でも神仙沼は標高750mの高さにある大きな沼で、ニセコの沼の中で一番キレイと言われています。
「神や仙人が住んでいる沼」といわれるほど神秘的な景色は、高山植物もたくさん見ることができます。トレッキングコースもしっかり作られているので、歩きやすく夏から秋にかけての紅葉が絶景です。
まとめ
いかがでしたか。
ニセコの魅力はスキーだけじゃないことがお分かりいただけたと思います。
今回ご紹介した場所は、ニセコの夏のドライブコースとしてもおすすめです。
例えば、
「サマーゴンドラ」で大パノラマを満喫した後、「ミルク工房」で上質な牛乳から作られるスイーツの数々に舌鼓し、「有島武郎記念館」で大正ロマンの文学の世界をのぞいてみる。というコースです。
因みに、羊蹄山の本当の名前は「後方羊蹄山(しりべしやま)」といいます。「こうほうようていざん」と読むのではないですよ。また「しりべし」の仮名のフリガナですが「後方(しりべ)羊蹄(し)」と読みます。北海道の地名は難読ですね。
ぜひ夏のニセコを楽しんでください。