ニセコは北海道最大のスキーリゾートで毎年、北海道民だけではなく道外から、そして海外からもたくさんのスキー客で賑わいます。
ニセコの魅力は、広大で滑走距離の長いゲレンデももちろんですが、何と言っても極上のパウダースノーを満喫できることです。
そこで、ニセコのスキー場についての概要と、パウダースノーを楽しめる時期などについて説明していきます。
ニセコのスキー場のついて
ニセコのスキー場は、「アンヌプリ国際スキー場」「ニセコビレッジスキー場」「グラン・ヒラフ」「HANAZONO」の4つのスキー場が隣接しています。これらのスキー場をまとめて正式には「NISEKO UNITED」と総称しますが、一般的には「ニセコ」と言ったらこの4つのスキー場を合わせての呼称となります。
それぞれのスキー場は繋がっていて、連絡用コースを通ると隣のスキー場に移動することができます。4つのスキー場を合わせると、上級者でも1日では全コース制覇できないくらいの大きな規模です。
リフト券は大きく分けて、全山共通チケットと単独チケット(ただし、グラン・ヒラフとHANAZONOは共通チケット)の2種類があり、スケジュールや予算・体力・技術力などに合わせて最適なものを選んでください。
初心者におすすめのスキー場は「アンヌプリ」です。比較的緩い斜面が多く、基本的なターンができる程度であれば、山頂から滑ることも可能です。
ニセコの営業期間は?
降雪量にもよりますが、例年11月下旬から5月上旬くらいまでスキーが楽しめます。
ハイシーズンは12月中旬から3月下旬ですが、これ以外の時期は積雪量不足でクローズされているコースもあります。
そのため、ハイシーズン以外はリフト券が安くなっています。
どのコースが滑走可能かは公式ホームページで毎日更新されますので、事前に確認しておきましょう。
雪質について
降雪量がぐっと増える年末年始から2月いっぱいくらいまでは、高い確率でパウダースノーを味わえます。どのスキー場もリフトを2~3本乗り継いだくらいの標高、またはゴンドラを使用するくらいの標高まで行けばパウダースノーの確率はより高くなります。
逆に言うとハイシーズンでも、ベースに近いコースはなかなかパウダーになることは少ないです。
ただし、この時期は天候も崩れやすく、場合によってはホワイトアウト(吹雪のため視界がなくなること)することも珍しくないので、装備は万全に整えてから滑走してください。
また視界不良や強風などで、自分の技量では滑走不可能と判断した場合は、ゴンドラなどで下山も可能です。どこのスキー場も中腹あたりにカフェがあるので、そこで天候が落ち着くのを待つのも良いですね。
とにかく焦らず、無理をしないことが重要です。
3月以降は、気象条件(気温が低い、前日に降雪があったなど)が整えばパウダースノーに遭遇できますが、非常に稀です。気温が上がり始める3月下旬以降は、ほとんどのコースがアイスバーン(氷のような硬い雪質)状態です。
まとめ
ニセコで極上のパウダースノーを狙うなら、年末年始から2月ごろに行くのがおすすめです。
ニセコの気候は本当に変わりやすいです。リフトに乗る前は晴れていたのに、降りるころには吹雪始める、ということもよくあるので、常にコースマップを確認しながら、個々の技量に合わせた楽しみ方をするようにしましょう。
また、コース外に出ることは禁止されています。一般的な板では太刀打ちできないほどの深雪や沢があったり、雪崩・遭難などの事故も毎年発生しています。
ルールを守って楽しいニセコの思い出をたくさん作ってください。