千歳という地名を聞くと、道外の方なら新千歳空港を思い浮かべる方が大多数だと思います。実際に新千歳空港を利用して、北海道に旅行に来る方は、全道の他の空港とは比較にならない数ですよね。
また千歳には他にも、新千歳空港に隣接している自衛隊の千歳基地があり、毎年7月に開催される千歳基地航空祭は、毎年5万人近くの人が訪れる大イベントが開催されています。間近で迫力ある航空ショーは一見の価値ありです。
そこで今回はそんな千歳基地航空祭の、混雑状況や、穴場など知って得する情報などをお伝えします。
千歳基地航空祭は混雑する?
千歳基地は他県の基地と比べても、桁外れな大きさです。また、北海道ということもあり、航空祭の来場者人数は平均で約6万人と、入間基地航空祭の20万人が来るような来場者数もないので、見学でギュウギュウに混雑するようなことはありません。
ただ、千歳基地周辺の車の渋滞や、千歳基地での飲食出店の購入・トイレには長蛇の列となります。
札幌からのアクセス
札幌から千歳までは車で約1時間ですが、航空祭当日は千歳基地周辺は混雑します。6時頃に千歳に着いておかないと、7時過ぎには道央道インターから渋滞します。また、駐車場に車を停めるまでにも時間がかかるので、オープニングセレモニーやフライトを見逃すことにもなります。
帰りも、千歳基地を出るまでに2時間以上かかることもあるので、車で行くのはおすすめできません。
札幌からはJR快速エアポートを利用すれば、千歳までは30分足らずで到着できます。
JR千歳線の「千歳駅」から、中央バス「本町2丁目ホテルグランテラス千歳前」で下車すると、徒歩5分ほどで千歳基地に到着することができます。また同じく千歳線の「南千歳駅」からシャトルバスが運行されるので、バス停は2か所設けられます。
シャトルバスの料金は、片道大人210円・子供110円で、約10~15分で千歳基地に到着します。札幌からのアクセスはJRとバスを利用すると便利です。
※千歳駅裏からのシャトルバスが基本で、南千歳発もありますが台数は少ないです。
また駅から徒歩で行く場合は、千歳駅からの方が近いです。
千歳基地航空祭への持参必須アイテム
千歳基地航空祭は冒頭でも触れましたが、毎年7月頃に開催されます。
北海道とはいえ、7月中旬の晴れた日なら日中は気温あがり、日差しはとても厳しいです。当然ながら、熱中症対策は必須です。たくさんの人がいますから、日傘はマナー違反となるので、帽子やサングラス・タオルで対応しましょう。
また、女性は日焼け止め対策も重要なポイントです。
北海道ならではの飲食店もたくさん出店しているので、お祭り気分で楽しめるのですが、どこも長蛇の列となります。並ぶのが苦手な方は軽い食べ物・飲み物は持参したほうがいいでしょう。
また、場所取りのシートはマナー違反で禁止されていますが、休憩するところもあまりないので、小さめの敷物や、折りたたみの小椅子・邪魔にならない程度のクッションのようなものがあると、気軽に休憩できて重宝します。
千歳基地での注意事項
防衛基地に入るので、手荷物検査もしっかりあります。飛行機に乗る時のように日焼け止めの缶スプレーなども没収されてしまいますので、注意して下さい。
千歳基地航空祭の会場内はとても広いので、あまり混雑は感じないですが、日陰がほとんどありません。休憩するにも困ってしまうこともありますので、休憩スペースとして開放される、飛行機の格納庫の休憩エリアの場所を確保することをお勧めします。
格納庫にはエアコンはついていませんが、扉が開けっ放しになっているので風が入ってきて十分涼しいです。
また、トイレは仮設トイレが数多く設置されますが、想像通り長蛇の列が出来ます。特に女性用については10分待ちは覚悟の上です。ギリギリまで待たずに、早めに並んで無理しないようにしましょう。この日に限ってお腹がゆるいなどあったら困るので、体調管理も万全にしておきましょう。
千歳航空ショーの穴場
千歳基地航空祭の航空ショーは見たいけど、人込みに酔いそうにるなど尻込みしてしまう方には、穴場スポットでの鑑賞はいかがでしょうか?
基地のすぐ近くに「千歳青葉公園」があります。ここは千歳基地から近く、航空飛行ショーもよく見える場所です。
駐車場も無料であり、キャンプやバーベキューをすることもできます。千歳基地航空祭の展示を見ることはできませんが、バーベキューやキャンプを楽しみながら、ついでに航空飛行ショーも見れるという、穴場スポットです。
ただ、基地から近いので、渋滞の巻き添えになってしまいます。ピクニック広場は9:00~17:00の有料サイトになっているので、渋滞を免れるには、お昼前頃に行くか、朝早く行って、おはよう散歩道などを散策した後にピクニック広場に行く方法がおすすめです。
飛行ショーの時間は、オープニングの9時からと10時から、お昼からのブルーインパルスは13時過ぎからです。(航空ショー時間は毎年確認して下さい)
まとめ
いかがでしたか。
千歳基地航空祭の情報についてまとめてみました。
① 札幌からのアクセスは千歳線の千歳駅・南千歳駅からバスを利用しよう
② 7月の北海道と言えども、熱中症対策と日焼け止め対策を忘れずに!
③ 休憩場所が少ないので、解放される格納庫を上手に利用しよう。トイレは早めに!
④ 航空ショーだけなら、基地近くの「千歳青葉公園」でキャンプをしながら!
航空ショーは実際に見てみるとかなり迫力ありますし、人気のあるブルーインパルスのショーも行われます(※天候次第で中止あり)
航空ショーのみなら、会場近くの穴場スポットで楽しむという選択もありますので、色々準備万端の上、今年の千歳基地航空祭に出かけてみてください!