平岡公園とは、札幌市清田区にある、周りを閑静な住宅街に囲まれた広大な公園です。
夏はゲートボールやテニス・野球・子供用の遊具、冬はソリやスキーを楽しめるスロープなどがあり、年間を通して地域住民の憩いの場として親しまれている公園ですが、中でも最も目玉となるのが公園内の梅林です。
札幌市内有数の梅の見物スポットとして有名で、別名「平岡梅林公園」と呼ばれるほどです。また毎年、「ひらおか梅まつり」も開催され大勢の花見客でにぎわいます。
そんな梅の名所、平岡公園について紹介していきます。
平岡梅林公園の梅の見頃や見所は?
平岡梅林公園では毎年4月9日・16日・23日に「ウメの開花予測」を発表しています。この発表をもとに、ひらおか梅まつりも開催されます。
平岡梅林公園の梅の見頃は毎年5月上旬ごろで約2週間ほど楽しむことができます。本州よりもかなり遅い時期に満開となります。
公園内で梅を見物するおすすめルートとしては、第一駐車場から公園内に入るとすぐに「梅の香橋」という木製の橋があります。これを渡りきるとすぐに目の前に梅林が広がります。梅林の中には遊歩道もあるので、目で見るのはもちろん、香りも存分に味わいながらゆっくりと散策してみてください。
また毎年梅が咲き出す頃に「梅林ツワー」も開催され、公園のスタッフの方に平岡公園の梅林を説明してもらいながら公園を巡るツワーがあります。参加は無料で当日も空きがあれば参加ができます。集合時間は10時で、梅林ログハウスに集合になります。
毎年、梅の開花頃の4月下旬から5月中旬の約1ヶ月間ほど、「ひらおか梅まつり」が開催されて、期間限定のショップ「ひらおか梅ほんぽ」がオープンします。梅林そばや山菜そば、揚げたこ焼きなどのメニューが用意されているので、散策してお腹が空いたらぜひこちらも堪能してみてください。また、5月といっても北海道は肌寒く感じることが多いので、温かいメニューは有り難くも感じます。
また、ひらおか梅ほんぽの中でも、一番人気は梅味のソフトクリームです。道民は寒くてもアイスやソフトクリームが大好きなので、毎年行列ができるほどです。北海道産の生乳を使ったソフトクリームは、ほのかな甘みの中に梅の酸味が効いていて一度食べたらやみつきになること間違いなしです。ここでしか味わえない珍しいソフトクリームなので並ぶ価値は絶対にあります。
また、軽食メニューの他に、梅パスタや梅そうめん、梅ふりかけなどここでしか買えない梅商品のお土産も購入することができます。
・ひらおか梅まつり
毎年4月下旬から5月中旬までの開催
・ひらおか梅ほんぽ
営業時間は9:00から16:30
平岡梅林公園のアクセス方法
平岡梅林公園にはバスか車のアクセスになります。
地下鉄は東豊線の福住と東西線の大谷地が一番近い駅になりますが、そこからはバスの利用となります。
また福住からのバスは期間限定の運行で、通常は東西線の大谷地駅と新札幌駅からの運行になります。
バスを利用する場合
・地下鉄東西線の新札幌駅バスターミナルから中央バスまたはJRバスの「新111」に乗車し、「平岡6条4丁目」バス停で下車します。およそ20分です。そこから徒歩5分で平岡梅林公園に到着します。料金は片道「大人210円・子供110円」です。
・また、地下鉄東西線大谷地駅バスターミナルからもバスが運行しています。
この大谷地駅からは中央バスの「大66・大67」のいずれかに乗車し、「平岡5条6丁目」バス停で下車します。およそ15分です。こちらのバス停も下車後、徒歩5分ほどで公園に到着します。料金は片道「大人210円・小人110円」です。
シャトルバス
梅の開花時期に限りますが、地下鉄東豊線福住駅からも有料のシャトルバスが運行しています。地下鉄東豊線の福住駅からバス停5番乗り場で乗車し、平岡梅林公園まで運行されます。所要時間は約20分です。料金は片道「大人210円・子供110円」になります。
平岡梅林公園へ車を利用する場合
札幌駅から通常時であれば約30分ほどで公園に到着しますが、梅の時期は周辺道路がかなり渋滞しますので注意してください。
駐車場は公園内にいくつかありますが、梅林により近い駐車場は第1駐車場、第2駐車場です。それぞれ駐車可能台数は150台・200台です。ただ、開花頃はこの駐車場はすぐいっぱいになります。歩くのが辛い・ご年配の人と行くなど歩行に困難がある時は、なるべく早めに行くのがポイントとなります。
また、梅の開花時期の混雑時は臨時駐車場が用意されます。第3駐車場・第6駐車場が解放されるので、こちらは約700台ほど駐車可能です。
駐車場の開放時間6:00~21:00
まとめ
関東での梅の開花時期は2月下旬から3月にかけてですが、北海道はそれよりも2ヶ月近く遅い開花となります。
長い長い過酷な冬を越え、やっと迎える北海道の春を梅の香りとともに感じてみてはいかがでしょうか。