札幌の人気お花見スポットの一つに円山公園があります。
札幌神宮の横になり、都心に近いのに森林浴ができるほど緑豊かな公園で毎年、桜のシーズンになると多くのお花見客で賑わいます。円山公園のある場所は札幌市の中でもオシャレな街で、カフェや雑貨など思わず立ち寄りたくなるお店も沢山あり、老若男女楽しめる場所なんです。
札幌でもお花見といえばここと言われる円山公園ですが、桜の見頃はいつなのか、ゴールデンウィーク頃は桜を見ることができるのか?また毎年の混雑状況や場所取りなどはどのようにすればいいのかなど、円山公園でのお花見の注意点などについて解説してしていきます。
円山公園までのアクセスと桜の見頃の時期について
円山公園は札幌市中央区宮ヶ丘にある公園です。
広大な敷地の中には約150本のエゾヤマザクラが中心とした桜の木があり、天然記念物認定の円山原生林が神秘的に迎えてくれます。またごく稀にリスなどの野生動物に遭遇することもあります。私は丸山公園の北海道神宮よりの場所で、2回ほどエゾリスと遭遇したのですが、観光客の方は初めて見るエゾリスに皆さん興奮していました。
円山公園の桜の見頃
毎年4月下旬からゴールデンウィークにかけてが見頃になります。ライトアップなどはないので、夜桜より明るい時間にしっかり楽しむお花見になります。
満開の桜が見られるのは例年5月のゴールデンウィークあたりで、その時期は特に多くの花見客が訪れます。北海道の桜の見頃は本土より遅く、観光でゴールデンウィークに北海道へ訪れる方には、ちょうど桜の見頃時期なので円山公園で2度目のお花見を体験するのもいいですね。
円山公園のアクセス
この円山公園には駐車場はありますが花見の時期は混雑します。なるべく公共の交通機関を利用する方がおすすめです。
地下鉄大通駅から東西線に乗車すると「円山公園駅」まで10分弱で、そこから徒歩5分程度で公園に到着します。
車では、公園横の円山動物園寄りに第一・第二駐車場があります。ただ、ゴールデンウィークなどの混雑時には一方通行や通行止めの場所もあり、通常とはルートが変わります。渋滞もあるので気を付けて走行して下さい。
また、バイクは第一駐車場の利用になります。
路上駐車や近隣の商業施設の駐車場などを利用することは絶対にやめましょう。
・時間
第一駐車場 9:00~17:30
第二駐車場 6:00~17:30
・料金
普通車:700円・バイク100円
・駐車場HP
・パラカ札幌市大通西第一駐車場
・Car Bis Park Minami 1 Nishi 24 Parking Lot
など
お花見の場所取りはしたほうがいい?
毎年、お花見はかなり混雑はしますが、こだわらなければ場所の確保はなんとか可能です。
地下鉄円山公園駅から離れた公園の奥の方が比較的空いている傾向があり、混雑のピークはお昼頃なので、午前中の早めの時間に行ったほうが桜の木の下など、より景色のいい場所を確保できます。
ただロープを張ったり、無人の状態でシートなどで場所取りをするのは禁止されているので管理者が発見次第、撤去されます。だから場所取りをする場合は、誰か1人でもその場に常にいる必要があります。
バーベキューなど注意すること
円山公園は原則火気厳禁の公園になります。ただ、お花見の時期だけ「特別火気使用許可期間」とされるので、この時だけはバーベキューなどを楽しむことができます。指定日以外は火を使うことはできないので、詳しい日程は毎年ホームページで公開されています。毎年、火気使用の日程が変わるので必ず確認しておきましょう。
またバーベキューなどで火を使うことは可能ですが、使用可能なエリアは限定されているのでこちらも事前に確認しましょう。ただ直火は禁止なので必ずコンロなどを使うようにしましょう。カラオケや楽器などの使用、テントを張ることも禁止されています。
「手ぶらで来たけどバーベキューもできるの?」と観光できた人などガッカリしなくても、数は限られますが公園にコンロのレンタルなどもあります。食材だけ近くで調達するとレンタルセットでバーベキューができますよ。
またお弁当を食べる場所は特に制限はないので、どこで食べても大丈夫ですし、お隣の北海道神宮の方では屋台も出店しています。
お花見期間中は園内に仮設のゴミ箱が設置されますが、すぐにいっぱいになってしまうので、ゴミは持ち帰るようにしましょう。
お花見の防寒対策
最も気を付けていただきたいのが「防寒対策」です。
桜の時期とはいえ、日によっては気温が一桁になることもあります。札幌のゴールデンウィーク時期の平均気温は12℃前後で、低い時には6~8℃ぐらいまで冷え込みます。
バーベキューで火を起こす方は暖をとれますが、それでも防寒着やカイロなどは必要です。
日が陰る頃にはグンと気温も下がるので、遅い時間にお花見をする時は十分な防寒対策を忘れないようにして下さい。
まとめ
1、公園には24時間入ることができます。
2、夜のライトアップはしていません。
3、場所取りは誰か居ないと撤去されます。
4、指定場所での火気使用が期間限定で可能です。
5、手ぶらでも食材だけあればコンロの貸し出しもしています。
6、防寒対策は必須です。
7、見頃はゴールデンウィーク頃です。
本州よりも桜の開花が遅い北海道なので、うまくいけば地元と北海道で2回お花見をすることも可能です。ちょうど連休あたりが見頃なので、桜前線と共に来道して北海道の桜も楽しんでみてはいかがでしょうか。