北海道 一日散歩きっぷって?新千歳空港では買えない?どこで買える?

北海道の観光
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地図で見るとあまり実感は湧きませんが、北海道の大地は非常に広大です。
観光地をいくつか回るとなると、その移動距離はかなり長距離になることもあるます。
そこでおすすめしたいのが「北海道1日散歩きっぷ」です。

今回はこの北海道1日散歩きっぷの具体的な活用例と購入方法などについてご紹介していきます。

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北海道1日散歩きっぷとは

北海道1日散歩きっぷとは、JR北海道が毎年4月から11月の期間限定で発売するお得な乗車券になります。

期間中の土曜日と休日のみ使用できる特別なチケットで、指定区間内の路線が1日乗り放題になります。

指定区間といっても範囲はかなり広く、道央圏内はほぼカバーしています。

料金は大人2,260円・子供1,130円で、普通列車と快速列車の自由席のみの利用可能で、特急列車には使用できません。特急を利用する場合は、追加料金が必要になります。

JRは、札幌近郊の人々をターゲットにして「お散歩がてらにJRを利用して下さい」という感じで発売していますが、札幌や道央中心を観光する人にも、お得でおすすめの乗車券です。
ただ、ぶらっと乗ってみるだけでもいいのですが、当日だけの限定なので、できるだけ目的地を決めて利用した方がお得感が増すでしょう。

千歳線
苫小牧市の沼ノ端駅から札幌白石駅を結ぶ本線と、南千歳駅から新千歳空港駅の空港線があります。
札沼線
札幌桑園駅から新十津川駅までを結び「学園都市線」とも呼ばれています。
石勝線
千歳市の南千歳駅から夕張市・新得町の新得駅を結ぶ本線と、新夕張駅から夕張駅までの支線(2019年3月で廃があります。
室蘭本線
長万部町の長万部駅から室蘭市・苫小牧市・岩見沢市の岩見沢駅を結ぶ本線と、東室蘭駅から室蘭駅までを結ぶ支線があります。
日高本線
苫小牧駅から様似駅を結ぶ本線になります。
函館本線
函館駅から札幌駅・旭川市の旭川駅まで結ぶ本線になります。
・函館本線は、長万部駅から滝川駅区間だけの利用が可能です。
根室本線
滝川駅から帯広市・釧路市・根室市の根室駅までを結ぶ本線です。
・根室本線は、滝川駅から新得駅区間だけの利用が可能です。
富良野線
旭川駅から富良野駅を結ぶ路線です。
・富良野線は、 富良野駅から美瑛駅までの乗車に利用でき、富良野・美瑛ノロッコ号の自由席にも利用できます。

 

購入可能な場所は?

札幌市内各駅のみどりの窓口で購入可能のほか、小樽市・北広島市・江別市・恵庭市の各駅でも購入できます。
ただ千歳市に関しては千歳駅でのみ購入可能で、南千歳駅、新千歳空港駅(空港線)では購入できないので注意が必要です。

例えば、観光で空港からの新千歳空港駅を利用しようとすると、この駅では販売されていないので、千歳駅まで行って購入するようになります。

基本的には、札幌市周辺のみどりの窓口がある駅と、札幌駅ツインクルプラザで購入できますが、エリア内でも販売されてない駅もあります。

購入できる駅

・小樽・南小樽・小樽築港・銭函・星置・手稲・稲積公園・発寒・発寒中央・琴似・桑園・札幌・苗穂・白石・厚別・森林公園・大麻・野幌・高砂・江別・幌向・上幌向・岩見沢・八軒・新川・新琴似・篠路・拓北・あいの里教育大・石狩当別・平和・新札幌・上野幌・北広島・島松・恵み野・恵庭・千歳

前売り券としては発行されていないので、乗車する当日に駅で購入する形になります。

 

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一日散歩きっぷおすすめルート

一日散歩きっぷを利用して、札幌駅を拠点として、始発から乗車することを想定したモデルルートを紹介します。

「ゆったりと回ろう、ニセコ温泉付き後志地方ルート」

札幌駅から快速エアポートに乗車し、小樽駅でJR函館本線に乗り換え余市駅で下車します。余市駅周辺には、NHKの朝ドラマ「マッサン」で有名になった「ニッカウイスキー北海道工場」があります。

ウイスキーの歴史や工場見学をしながら、試飲や限定品の購入もできます。旅の途中でアルコールを飲めることもJRでの旅ならではの良いところです。

その後、余市駅よりもう一度JR函館本線に乗車、ニセコ駅を目指します。
ニセコ駅前には、徒歩1分の距離に「ニセコ駅前温泉綺羅乃湯」があります。地元の人からも愛されている温泉で、施設内にはリラクゼーションスペースもあるので、ここで一旦休憩しましょう。
天気が良ければ通称「蝦夷富士」と呼ばれている羊蹄山を眺めることができます。

入浴を終えたら帰路につきます。行きとは反対に、JR函館本線小樽行に乗車し、小樽駅まで向かいます。時間にゆとりがあったら小樽駅周辺を散策してみましょう。

小樽駅のすぐ隣には「三角市場」があり、店頭で販売している新鮮な魚介類を使ったオリジナルの海鮮丼を注文することができます。
国道を挟んだ向かいには「ルタオ」のカフェもあります。駅の中にもは「タルシェ」というショップがあり、後志地方の名産品を豊富に揃えており、中にはここでしか買えない商品もあります。

その後再び快速エアポートに乗り、札幌に戻ります。

ここまでの乗車運賃は通常だと往復4,180円なので「北海道1日散歩きっぷ」で回るとかなりお得になります。

まとめ

レンタカーの方が旅の自由度が高いですが、ビルが立ち並ぶ都市部から住宅街を抜け、日本海を眺めながら手付かずの大自然の中を走るJRでの移動も北海道旅行の醍醐味です。

北海道は今では廃駅が増えたり、電車の本数を減らしたりと、電車自体の利用価値を考えさせられることもありますが、タダの移動手段として考えるのではなく、電車に乗車する楽しみ方もあります。
各地の駅弁を食べる楽しさや、ぐるぐると移り変わる車窓の風景から、時に雪国の厳しさや自然の雄大さを感じていただきたいです。

ぜひ北海道の思い出の一つとして様々な景色を心に刻める電車の旅を楽しんでください。

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