知床半島の目玉的存在の知床五湖は、知床八景の一つにも数えられる原生林の中に囲まれた観光スポットです。そんな自然豊かな知床五湖は、四季によって色々な表情を見せてくれます。
中でも秋の紅葉は、言うまでもなく素晴らしい景色になります。
そんな知床五湖の紅葉の見頃はいつなのか、どのように紅葉を楽しめばいいかなどをまとめてみました。
知床五湖の紅葉時期はいつ?
知床五湖は、神様が5本の指をついてできたと云われる神秘的な伝説の湖です。
原生林に囲まれた大自然の中に、五つの池が点在しそれぞれ違う表情で、どの湖も周りの樹林や、バックの知床連山の姿を湖面に映し出して、一枚の絵のような風景を楽しませてくれます。
秋の紅葉の時期にはカラマツ、ウチワカエデ、ナナカマドなどの紅葉が湖面に映る姿は絶景です。ミズナラなどの樹木が多いのも特徴的で、黄金色に染まります。
この、知床五湖周辺の紅葉は、例年9月下旬頃から紅葉が始まり、10月上旬から中旬に見頃を迎えます。
ただ、きれいな時期はとても短く見頃は限定的です。
知床五湖の短い紅葉を満喫するなら、知床五湖フィールドハウスに問い合わせをしてから出かける方がいいですね。
電話 0152-24-3323
知床五湖の二つの歩き方はどちらがいい?
知床五湖では、高架木道と地上遊歩道が整備されていて、五つの湖をすべて巡ることができる歩き方と、一湖の湖だけを楽しむ歩き方があります。
二つの歩き方はこちらで詳しく説明しています。
地上遊歩道は2コースあり、どちらも駐車場にある知床五湖フィールドセンターからがスタート地点で、大ループと小ループに分かれてます。紅葉の時期は、植生保護期にあたる時期で、フィールドセンターでレクチャーを受けてからの散策になります。この2コースは、コースの長さが違うので時間が違うのと、ヒグマに遭遇する確率も違ってきます。
また天候が悪くなると、ぬかるみを歩く事になるので、トレッキングシューズや長靴は必要になります。
もう一つの高架木道は、段差がなく傾斜もほとんどないので歩きやすく、ベビーカーや車いすでも移動することができます。
また高架木道には、電気柵が張り巡らされているのでヒグマ対策にも万全です。このように二つの歩き方があるのですが、紅葉の時期は、大パノラマな風景の方がきれいで感動も多く少し遠目の方が美しいですよね!
・地上遊歩道では、
五湖を巡ったり、原生林を近くで見ることはできるのですが、紅葉の景色をキレイに見るよりは、原生林の自然を楽しむといった感じになります。
・高架木道は、
ヒグマ対策も万全でとても歩きやすいですし、3カ所に設けられている展望台からは、知床連山やオホーツク海まで見渡せます。
このように、知床五湖の素晴らしい大パノラマな紅葉を十分に堪能できるのは、景色を楽しむ紅葉の時期では、高架木道がおすすめです。
また、ヒグマが出没すると地上遊歩道は閉鎖されます。スタッフの方々が調査し、新たな目撃情報などなく安全確認が取れたら、利用が再開されまが、高架木道では通常は自由に散策できます。
知床五湖にはおすすめの時間がある?
知床五湖の高架木道は見晴らしがいいので、一湖の眺めはもちろん知床連山をバックに、オホーツク海も望めます。
知床には、夕陽のスポットが沢山ありますが、この知床五湖の高架木道からの夕陽は、素晴らしく絵になります。紅葉の時期は日の入りが早くなるので、高架木道からオホーツクに沈む夕陽が見られます。
夕日と共に、山と海の絶景を拝める時間は、写真撮影にもおすすめです。
高架木道は往復40分位の距離なので、ゆっくり歩きながら景色も夕日も楽しむ目安の時間は15時頃からがおすすめです。
まとめ
知床は赤やオレンジといった色鮮やかな紅葉ではなく、黄金色が特徴的です。高架木道を歩いて大パノラマを見ると、心が洗われるようですよ。夕日の時間は特に幻想的で息をのむ美しさです。
紅葉の季節は、知床峠を回ってから知床五湖がおすすめです。ぜひ一度紅葉の時期に訪れてみて下さい。