新千歳空港から札幌に向かう手段は大きく分けて4つあります。JRか空港連絡バス、又はタクシーかレンタカーになり金額も異なります。また季節によっては交通の便が大きく変わり、雪の季節には厄介なことも・・。
そこで、新千歳空港から札幌に行く時にどの交通手段がおすすめか?メリットな事やデメリットになる事なども踏まえてご紹介します。
新千歳空港からJRで札幌へ
新千歳空港には地下に直結してJR空港駅があります。
普通便と快速便があり、普通便は朝の5便だけで8時以降は快速便になり通常運行なら札幌まで37分で到着します。日中は15分に1本の運行なので便数も多く利用するには一番便利の良い交通機関になります。
料金も大人1070円・子供530円、と他の交通手段と比べてもお手頃価格で、外に出ることなく行けるので、冬の寒さも雨にも濡れることなく札幌駅に行くにはおすすめです。ただ、問題なのが荷物が多い時と、混雑時が重なる時や、冬場の目的地の立地です。
普通車両は横1列のロングシートで大型の荷物を置くスペースはなく混雑時は大変です。
指定席が1車両あり、料金+520円(指定席)で大型の荷物を置く事もできますが、ハイシーズンには事前に予約しておかないと席も確保できません。特に雪のシーズンはスキー・スノボー板など、他の乗客の人に迷惑が掛からないよう注意が必要です。
また、目的地が札幌駅から近く、札幌駅に到着して地下歩行空間と直結しているようなホテル、例えば札幌グランドホテルなどなら地上に出ることなく行けるので雪道を歩くことなく問題ありませんが、大荷物を抱えて地上に出る時、雪があると歩くだけでも大変で、良心的なはずのロードヒーティングも雪が融けて水溜まりになり、キャリーバッグを引っ張るのも大変です。
もし新千歳空港から目的地近くにバスが停車してくれるならバスの方がお得でおすすめです。札幌駅から地下鉄に乗り換えて、そこからまた歩くなんてことになるなら、乗り降りしやすく荷物を持って行動せずに直接行けるバスの方が便利でしょう。
新千歳空港からバスで札幌へ
新千歳空港からのバスは北都交通と中央バスが札幌市内の運行便になります。予約もいらず、ANAやJALの到着ロビーを出ると目の前がバス停になっているので、乗車するのも便利です。札幌駅や都心部には日中で1時間に4便の運行があり、その他の主要部にも1時間に1~2便の運行があります。
また大きな荷物があっても運転手さんが荷物の出し入れもしてくれて、座席も必ず確保されるので目的地まで座っておくだけで到着です。
バス料金は大人1030円・小人520円で交通手段としては一番安く札幌まで行く事ができます。
※2019年4月より料金が変更となりました。
・札幌都心直行便なら札幌の有名どころ、札幌駅・大通公園・すすきの・中島公園に停車し、札幌都心・福住駅経由(大人片道:1100円・子供550円)は、札幌ドームやニトリ文化ホール、その他にも沢山のホテル前の停車もあります。
・札幌グランドホテル
・札幌プリンスホテル
・プレミアムホテルTSUBAKI
・ホテルリソルトリニティ札幌
・ロイトン札幌
・ANAクラウンプラザホテル
・ホテルサンルートニュー札幌
・札幌プリンスホテル
・中島公園周辺のホテルなら中島公園バス停で降車したらすぐホテルに到着できます。
・ベッセルイン札幌中島公園
・ホテルリブマックス札幌
など近くのホテル
・真駒内セキスイハイムアイスアリーナなら、真駒内行きで地下鉄真駒内駅にも停車しますし、アパホテル&リゾートにも停車します。(大人片道:1200円・子供600円)
・定山渓温泉に行くなら14:00発の一便だけですが、乗り継ぎなしの直行便も出ています。(定山渓行きは大人片道:1800円・子供900円)
このように、目的地が札幌駅から離れていたり、宿泊先がバスの停留所になっているならバスを利用する方がお得ですし、荷物が多くてもラクに行けます。
ただ、ここは北海道なので冬の雪の影響が大きい事がデメリットになります。
バスは高速道路を利用するので、もし高速道路が通行止めの場合は、運休になることもあったり、時速規制がかかることもあります。雪の降りだす時期(11月下旬~12月上旬など)は特に注意が必要で、30分位の遅れは普通のことなので
時間に余裕のない人にはおすすめできません。
また2012年4月1日から、高速バスへのペットの持込みができなくなったので、ペットを連れている人には利用できなくなっています。
札幌駅から離れた目的地や荷物の多い時にはバスがおすすめですが、雪の季節は注意が必要ということです。
新千歳空港からレンタカーで札幌へ
雪がない季節はレンタカーを借りて北海道を走るのはワクワク感があって、どこに行くのも便利です。札幌中心部でも駐車料金はそんなに高くないので、いろんな所を周るにはレンタカーはおすすめです。
レンタカーの案内所は到着ゲートを出たターミナルビルの1階にあります。大手のレンタカーはほとんど入っていますし、ニッポンレンタカーは23:00まで営業しているので遅い到着でも有り難いです。でもターミナル前は駐車禁止になっているのでその場での車の引き渡しはできません。
1Fの到着ゲートを出て左側(JALの到着ゲート方向)に進み、そのまま外に出るとレンタカー会社の停留所があります。そこで各社の専用バスに乗って、千歳市内のレンタカー営業所に向かい借りるようになります。
私も札幌に住む前は、新千歳空港からレンタカーを借りて道内を走っていましたが、必ず事前予約はしていたので、当日借りるのは手続きなど面倒で時間がかかるかもしれません。
オフシーズンなら当日借りることも可能でしょうが、ハイシーズンは事前に予約しておくことをおすすめします。
また、冬の北海道の道路事情は凍結でアイスバーン状態・吹雪で吹き溜まりができる・前が見えずらい事は当たり前です。それにレンタカーもスタットレスは履いていますが、決して良いタイヤではなく走行するにはかなり慎重になります。
道民でも雪が降ったら車は乗らないという人も大勢いますので、雪道に慣れていない人はもちろん、雪道を走ることがあるというくらいの人には冬の北海道でのレンタカーはおすすめできません。
新千歳空港からタクシーで札幌へ
新千歳空港からタクシーで札幌へ向かうなら、事前予約が必要ですがタクシー会社によって新千歳空港から札幌市内定額制があります。通常のメーター計算で新千歳空港からJR札幌駅まで行くと、時間が約90分で料金は約10460~14720円程はかかりますが、定額制だと9000円程になります。
たとえば
4人乗りのタクシーなら8,000円で1人当り 2,000円~
5人乗りのタクシーなら10,000円で1人当り 2,000円~
という感じです。
札幌市内の地域別で金額が1000円前後変わり、札幌駅なら9000円ぐらいです。この金額に高速道路などの有料道路通行料(目安で1300円前後)がプラスされ、深夜早朝時間帯(22:00~5:00)は割増運賃(2割増)となります。
タクシーの乗車制限人数(4~5人)で利用すれば、札幌駅近くのホテルなら1人2500円ほどで直行してくれます。
ただ、札幌駅までタクシーを利用する人は少なく、金額的な面でもあまりオススメはしません。荷物が多くなるとタクシーが2台必要になったり、定員の多い車種を選ぶようになりコストはかかります。
金銭的な事は気にしない・移動時間も気にしない・とにかく目的地までラクに行きたい
という人におすすめです。
札幌市内どこのタクシー会社も料金はあまり変わりません。
・MKタクシー
事前予約2日前まではWEB予約でき当日は2時間前までに電話予約・スマホ配車アプリも対応しています。
・北都交通
新千歳空港への予約は2時間前までに電話予約が必要
TEL:011-290-4000
その他、SKタクシー・ハートタクシーなども定額運賃送迎をしています。
深夜到着になった時は
深夜の便で千歳空港に到着した場合は、最終便に合わせて空港連絡バスが運行されています。ただ、満車で乗車できない事や、航空機の延着などによっては運行しない場合もあります。
また、JRは22:53発が最終になります。交通手段がなくなり、どうしても札幌に行かないといけない場合は、出発地から飛行機に搭乗する前(新千歳空港に着く前)にタクシーを予約しておきましょう。
※新千歳空港に到着してタクシーを呼んでだら何時間も待たされてしまいます・・。もし時間があるなら空港内の健康ランド・新千歳空港温泉に宿泊して、次の日の移動をおすすめします。
まとめ
いかがでしたか。
金額が一番安く、札幌駅に早く到着できるのはJRで時間は37分、料金は自由席1070円・指定席1590円。バスの利用は行く場所によって料金が異なり1100円~1200円で、札幌駅周辺で時間は約90分が目安です。
荷物が大きかったり多い時、冬の時期は雪の影響、時間や行く目的地に合わせて交通の便も返られます。
また、JRも大雪が降ると遅延しますので、冬の北海道の交通事情は余裕をもって行動することが鉄則です。