北海道の道東にある釧路湿原は日本最大の湿地帯で、日本の湿原面積の約6割を、釧路湿原が占めています。四季を通して湿地の魅力を感じる所で、日本にいることを忘れさせる異国風景には感動します。そんな釧路湿原ですが、とにかく広い!
分かりやすい比較では、東京都心の山手線内の広さと同じぐらいの広さになるので、どこを見る?どこから見る?見頃は?になりますよね・・
普通に車を走らせてドライブ観光でも、湿原を外周するだけで1時間半以上はかかります!
展望台も沢山あるので、各展望台からの眺めも楽しめます。ただ、一望するのもいい景色なのですが、ちょっと待ってください!釧路湿原の魅力は、近くから見ることもおすすめなのです!
そこで近くで見るのに頼もしい乗り物があります。ノロッコ号とカヌーです。今回は車を運転しなくても思い切り楽しめて感動できるルートをご紹介します。
釧路湿原の観光は晩夏がいい?
釧路湿原の魅力の一つは、広大な緑の湿原です。その緑の中を蛇行する川が流れているのですが、この景色は同じ日本とは思えないような光景です。
湿原が緑に染まるのは、6月頃から9月頃の短い期間だけで、秋や春は茶色の湿原、冬はそれに雪化粧が加わります。
どの風景も四季折々に違った湿原の魅力はありますが、釧路のような海岸線の場所は、濃霧でも有名なので、濃霧になると何も見えなくなることもあります。そうなると、釧路湿原を見に来た甲斐がないですよね・・特に6・7月頃は、霧が多い時期なので、
晩夏の8月以降から秋にかけてが、天候が穏やかで晴れる日が多くなり霧も少なくキレイに見える時期になります。
釧路の夏は内地の夏とは比べものにならないほど涼しいです。夜には寒くなり羽織物もいるほどですので、避暑地として釧路湿原に行くのもおすすめですね!
釧路湿原はノロッコ号で見に行く!
道東をメインに観光するなら、釧路空港がおすすめです。釧路空港に降り立ったらリ、ムジンバスに乗車して40分程で釧路駅に到着します。また札幌方面からJRを利用すると、釧路駅で下車します。
そこで車がなくても、この釧路駅から観光列車ノロッコ号が、釧路湿原まで連れて行ってくれます。
このノロッコ号は釧路湿原の自然の中を走る列車で、釧路湿原を贅沢に沢山楽しめる列車になります。釧路駅から乗車できるので、アクセスもバツグンですよね。湿原の中でも、見所のポイントでは、速度を落としてゆっくり走行してくれるので、釧路湿原の景色をしっかり堪能することができます。
この日本一遅い速度で走る観光列車ノロッコ号には、車内アナウンスで湿原の様子の説明もあるので、初めての観光でもわかりやすく、広い車窓いっぱい開放感あふれる風景が満喫てきます。
釧路湿原を見ておきたいポイント区間は、釧路川の蛇行の様子を間近に見ることができる、釧路から塘路駅の景色がおすすめです。
また、釧路湿原駅を一旦下車して少し山道を登ると、網岡展望台が近くにあります。
ココの展望台から見る景色は、テレビやポスターなどで見る絶景の人気スポットです!
・観光列車ノロッコ号は、6月~10月までの期間限定の運行です。
6月から9月までは1日2往復、10月は1往復
片道運賃
・釧路駅~釧路湿原駅:360円
・釧路駅~塘路駅 540円
(こどもは半額)
子供連れやご年配の方は、指定席をとることをお勧めします。また席は釧路湿原側のボックス席がおすすめです。指定席はプラス520円で、全国のJRみどりの窓口で乗車希望日の1か月前から購入できます。
ノロッコ号の詳しい情報はこちらでご覧ください。
釧路湿原を楽しむにはカヌーに乗る!
釧路湿原に行くのなら、
カヌーに乗らなければ勿体ないです!
釧路湿原の中には、人が入れないので、カヌーが唯一の「湿原の中に入る」ことができる手段となります。
まさに釧路湿原のまっただ中です!
かなりの確率で、ここでしか見られない景色や自然、エゾシカやタンチョウヅルなどの動物を見ることができます!
静流でのんびり、ゆったりカヌーを楽しみたいなら、川幅も広くカヌーも操りやすいので、初心者でも楽しめます。カヌーで動物たちと出会うと、美しく優美な姿がすぐそばで見られ周りの雰囲気もあって、感動もさらに倍増しますよ。
晩夏から秋は比較的安定した天気が続き、10月の上旬から中旬には紅葉のピークを迎えます。ノロッコ号とカヌーのセットで、ガイドと同行するコースもあるので釧路湿原を満喫するにはおすすめです。
・塘路ネイチャーセンター
釧路駅からノロッコ号に乗って、終点のJR塘路駅に降りると、ガイドと合流して釧路カヌーツアーを行います。
まとめ
よく見る景色は、山や渓流などですがここは、湿原です。なかなか見ることができない風景なので、ノロッコ号やカヌーで少しでも湿原に近づいて、自然を楽しんでください!