健康

アニサキス症はどんな症状で放置していても大丈夫?実際に経験しました!

投稿日:05/09/2017 更新日:

日本は海に囲まれた海洋国で、海からの様々な恩恵を受けています。昔から沢山の海の幸のおかげで食卓も彩ることができて、日本人にとっては無くてはならない栄養源の海産物!季節によって旬の魚を楽しみにしている人も多く食べ方も色々です。その中でも刺身は大好きな食べ方の1つではないでしょうか。

ただ生ものには注意する事があり、殆どの海洋生物に寄生しているといわれるアニサキスもその一つです。最近ではアニサキス症が発症して大変だったとテレビでも話題になっていますが、アニサキスがどういうものなのか、もし自分や身近な人がなった場合どのようにすればいいのかわかりにくいと思います。

そこで私の家族が発症したアニサキス症体験を交えながら、ご説明します。

 

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アニサキスとは?

アニサキスはクジラやイルカなどの海洋哺乳類の胃内や腸管に寄生する線虫です。アニサキスの成虫はクジラなどに寄生して成長し、そこで卵を産むとクジラの排泄物と一緒に海中に放出して孵化します。

⇒最初にオキアミなどに寄生(幼虫まで成長)
⇒オキアミを餌とする魚類やイカなどに寄生(中間宿主)
⇒魚類やイカを餌とするクジラやイルカに寄生し成長する(最終宿主)

このようにアニサキスは海洋の食物連鎖で成長していき、最終的には海生哺乳類に寄生しないと成虫にはなれない寄生虫です。

中間宿主はアジ、イワシ、サンマ、サケ、サバ、ハマチ、ニシン、イカ、スケソウダラに多く寄生し、このような魚は日本食にはなくてはならない海産物です。これに対して川魚であるヤマメ・イワナ・ニジマスには寄生することがありません。
またマグロには寄生しないとされていましたが、20kg 以下の比較的小形のクロマグロにも寄生していることがあるようです。

このように見ると海洋生物には必ずアニサキスはいると思った方がいいですね。

アニサキス症の症状はどんなもの?

アニサキスに寄生されている新鮮な海産魚類の刺身や寿司などの生食で感染がおこります。食べて3〜4時間後に突然、激しい腹痛・吐き気・嘔吐が起こり痛みは

雑巾を絞ったようなギューとした痛み!

が分かりやすいでしょうか。脂汗がでて何もできない状態になります。半日以上から長い時は1週間くらい痛みがあるようです。

ただアニサキスは人の胃腸にも一時的に寄生する事はできますが、アニサキスにとって人の胃腸は快適な環境ではなく、約1週間ほどしか胃腸内で生きる事ができません。死滅すると排泄されます。

また1週間にも及ぶ痛みの時は、胃から腸にアニサキスが侵入していることもあり、腸に寄生したケースでは、急性腹症などのアレルギー症状も含めて重篤になる事も稀にあるようです。

アニサキス症は、胃に嚙みつくことによって痛みが起こるのですが、アニサキスに対するアレルギーを発症することもあり一部アレルギー体質の人には、じんま疹のような発疹やかゆみが現れることもあります。また1度目は痛みだけで大丈夫だったのに、2度目になるとショック症状を起こす人も中にはいるようです。

実際、サバアレルギーと思っていたのが原因はサバではなくアニサキスだったという事もあり、アニサキスアレルギーは突然発症する人もいます。このアレルギーになると生食はもちろん、煮ても焼いても冷凍してもアニサキスのたんぱく源が引き起こすので、アニサキスが寄生していると思われる海洋物を食べることはできなくなります。

急性腹症と判断される場合は、痛みだけでなく、ショック症状(血圧の低下などの循環不全、意識障害、冷や汗など)を伴い、より重症の場合やアナフラキシーショックのような状態の時です。

 

アニサキス体験談

2018年7月21日に家族がアニサキス症を発症したのですが、その時に食べたものはニシンの刺身でした。知人が釣ってきたニシンを刺身にして食べたのですが、食べて数分後に気分が悪くなり腹部に違和感が出てきます。30分後には腹部が痛くなりトイレから出てこれない状態が続き、少し吐いただけで腹痛との戦いが始まります。
最初は30分間隔で腹部に激痛があり、痛みが治まると嘘のように何もなかったかのような状態に戻ります。少しするとまた激痛が始まり、その日はその繰り返しで寝ることはできなかったようです。
翌日に病院へ行くと治療法は内視鏡だけでした。ただ医療系が大の苦手な33才男子なので、とにかく嫌だと拒否をします。
えっ、そんなに痛いのに?と私は笑いが隠せなかったのですが(笑)、実は病院に行くと痛みが無くなっていたようなのです。そうです、アニサキスが胃の中で休憩していた時だったのでしょう!そこで彼はこの痛みがなくなれば問題ないと言って、内視鏡をせずに帰宅したのですが、帰った途端また激痛に見舞われます(笑)。この日はもう内視鏡を受ける事ができなかったので、取り合えず正露丸を飲み、翌日病院に行き内視鏡を受けることになります。

アニサキスを発症してから2日後に内視鏡を受けたのですが、実はアニサキスは見当たらなかったのです。アニサキスが噛みついたような炎症は胃の中に沢山あったのですが、アニサキスは1匹も見当たらなかったようで、医師は「アニサキスはもう死んで腸に流れているようだ」と・・。確かにアニサキス症状が出た1日目に比べると、内視鏡を受けた日は痛みの頻度が少なく、痛みの度合いも激痛までではなかったようなのです。

ひょっとすると前日の正露丸が効いてアニサキスが死んだんじゃないのか?と思っています。ただ、それなら腹痛と同じくらい苦痛だった内視鏡を受けることもなかったのに・・と今では笑い話になっています。

なぜ笑い話なのか・・
内視鏡を受けている間、ずーっと嗚咽が止まらず、病院中に「オエーオエー」が響き渡って、他の患者さんを苦笑いにさせるという事件が起きていたからです(笑)。

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アニサキス症って放置していても大丈夫?

日本国内で、アニサキスに感染するのは日常茶飯事のことです。アニサキスは人が最終宿主ではないので、人に寄生して生きていくことは数日だけで、成虫になることはなく死滅します。だから決して慌てる食中毒ではありません

家族が発症した時に医師にアニサキス症のことを聞いてみると、新鮮な海産魚類を食べて3〜4時間後に急にお腹が痛くなるので、発症はたいてい夜中です。(私の家族は食べて30分後でした。)

殆どの人がアニサキス幼虫が、胃壁に突き刺さった痛みで発症します。翌日に病院が開くまで待って受診してもいいし、実際には放置する人も多いということです。(私の家族は発症したのが22時頃で病院は翌日の8時半に受診しました。)

でも、初めてで何が起こったかわからないような痛みを発症しているわけですから、病院を受診することはおすすめします。

アニサキスによる痛みをすぐにでも止めたい場合は、消化器内科専門か消化器内科の医師がいる総合病院を受診しましょう。

内視鏡専門医や消化器外科医のいる総合病院では内視鏡検査がすぐできますが、検査ができない病院に行くと二度手間にもなり、薬や痛み止めしかもらえないこともあります。夜間は特に、内視鏡検査ができるかどうか病院に相談してみましょう。

重篤な状態の急性腹症によるアレルギー症状が出ると早めの受診が大切です。

まとめ

家族がアニサキス症にかかった時に、私も同じニシンの刺身を食べていますが私は発症していません。実は全く痛みを感じない人も多く、アレルギー体質の人が発症しやすいということもあるようです。

ただアニサキスのアレルギー反応を起こす人も大勢いるわけではないので、神経質になり過ぎることはないですよ。

海の中には様々な栄養素と共に猛毒や寄生虫もあり、人間にとって凶器になるものもあるので、刺身やお寿司など生食を好む人は自分や自分の家族を守る為にも、正しい知識を身に着けて美味しくいただきましょう。

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