知床半島は一度は訪れたい観光の名所ですよね。そんな知床半島にある知床峠も、四季折々の表情を見せてくれる名所の一つです。斜里町ウトロと羅臼町を結ぶ知床横断道路の頂上にあり、知床連山の尾根筋にあたる、標高738mの峠になります。
ドライブするには、とても見晴らしがよく、景色の美しさから観光客も多く訪れる場所になります。ただ、1年のうち半分は通行止めになる峠で、11月から4月までは閉鎖され、自然環境の厳しさも兼ね備えている、北海道らしい所でもあります。
そんな知床峠ですが、秋には紅葉の中を走る道となり、峠の景色は色鮮やかに染まります。この絶景はいつ頃から紅葉を迎えるのか絶景ポイントと合わせてご紹介します。
知床峠の紅葉時期はいつ?
北海道の道東部に位置し2005年に世界遺産に選ばれた、知床半島の主峰羅臼岳を筆頭に知床連山の広大なパノラマが楽しめる知床峠ですが、内地との違いは何といっても気候です。
サクラの開花が遅いのに比べ紅葉は早く色づき始めます。例年は9月中旬から色づき始め、見頃は9月下旬から10月上旬です。
また、知床半島は濃霧の日が多くキレイに景色を見渡せるのも運任せな所です・・。お天気は、しっかりチェックして行動されることをおすすめします。
ただ天気が悪くても、マイナスイオンたっぷりの森の匂いと涼しい風は迎えてくれます。
知床峠への交通手段は?
道東部には釧路空港や女満別空港がありますが、知床へ行くなら女満別空港がおすすめです。その他の観光もあるなら別ですが、女満別空港から知床までは車で約2時間かかります。釧路空港からだと3時間以上かかります。
観光の時間を有効に使うためにはなるべく近い空港がおすすめです。ちなみに、千歳空港からは車で6時間以上はかかります。
女満別空港から車を走らせるなら、国道334号線経由が一番早く、釧路空港からなら羅臼町方向からの国道335号線でもいいでしょう。知床峠のある国道334号線は、とても綺麗に整備された道なので、車を走らせるには問題ありませんが、かなりカーブの多い所もあります。
羅臼側からも、ウトロ側からも、特に霧の深い時は、全面が見えにくくなります。車の運転に慣れていない人は、天気次第で日程を変更されるかバスの利用をおすすめします。
・斜里バス
http://uu-hokkaido.jp/corporate/access/shiretoko/sharibus.shtml
また、野生動物も多くエゾシカはよく姿を現しますので、車の運転等は十分に気を付けましょう!
知床峠の紅葉おすすめのスポットは?
・知床峠頂上のパーキング
知床横断道路開通で誕生した峠の頂上に広いパーキングがあります。眼下にはオホーツク海が広がる、雄大なパノラマが広がります。
赤色、黄色、緑のなど色のコントラストがとても美しく、ここから見る知床八景の1つに選ばれている羅臼岳の紅葉は見ごたえがあり、天候がよければ北方領土国後島も望むことができます。
知床峠の口コミはこちらです
https://kanko.travel.rakuten.co.jp/hokkaido/spot/S1001333_review.html
・見返り峠
ウトロ側に下ればオホーツク海が見えますが、羅臼側に下れば、知床峠の頂上部より羅臼側標高650m地点に「見返り峠」があります。そこから根室海峡や国後島を見る事ができます。
・熊越の滝
知床横断道路沿いにある遊歩道で、原生林の見事な紅葉と水量の多い迫力のある滝を見ることができます。整備された遊歩道ではないので歩きやすい服装と靴が必要です。
熊の湯露天風呂駐車場から徒歩20分
まとめ
知床半島はまだまだ沢山の観光場所がありますが、知床横断道路は紅葉が過ぎると、深い冬が始まるので春まで閉鎖されます。そんな環境の激しい大自然の紅葉は必ず訪れておきたいですね。