夏風邪を引くと長引く、とよく言いますが、熱が引いて、ラクになったかなと思っていたら今度は咳が出てくる・・この咳が厄介なことに、なかなか治まらないことが多いですよね!一度咳が出ると止まらないし、しんどいし、仕事にも差し支えるし、周りの人にも迷惑が掛かってしまう。
どうにか、早く止まってほしいのに・・そんな時に、効果的な咳の止め方を紹介します。
夏風邪から咳が止まらない!
風邪をひくと喉も弱くなり、その後も長く咳を引きずります。ただ咳止めは風邪を治す効果がありません。特に熱や喉の痛みがあるわけではなく、時々急に咳き込んで止まらなくなり、話をするのはもちろん、呼吸も苦しいほどですが、咳だけしか出ない・・となると、病院に行くほどでもないなあ・・と思いますよね。
咳は、空気の通り道である気道に侵入したウィルス・ほこり・煙・食べ物などの異物を追い出すために起こる体の「防御反応」になります。また、気道にたまった痰を外に出す役割も担っています。
ムリに咳を止めてしまうのもよくないのですが、出すぎるのも、しんどいですよね・・。自宅で、簡単にできる効果的な咳止めの方法をご紹介します。
しつこい咳を効果的に止める方法は?
夏風邪の場合、暑さとの戦いもあります。身体を冷やしてもいけないし、熱中症にならないようにも気を付けないといけません。
・寝苦しさ、暑さ対策としては
温度を高めに設定して、エアコンを使うことを勧めます。扇風機はお薦め出来ません。身体に直接あたるからです。それでなくても、夏風邪で身体が冷えている状態に扇風機は、症状を悪化してしまいます。のどの乾燥にもつながるので、直接風が直接当たらないようにしましょう。
・濡れマスクをすることで、加湿効果が得られます。
寝る時も、マスクをした方が口呼吸になっている喉を乾燥しにくくさせます。
・寝起きに水分が取れるように、枕元などに飲み物を用意しておきましょう。
水分を取ることで、のどに潤いを与え湿度を保たせます。なによりも、お水が一番大切で、風邪の時は、脱水症状にもなりやすいのでお水はマメに摂りましょう。のどの気管を刺激しない常温ががおすすめです。
・首の後ろ、肩甲骨の間から首にかけて、蒸しタオルなどで温めましょう。
夏は、暑いので温めるのはなかなか大変ですが、身体が冷房などで、冷えていると咳も出やすくなります。蒸しタオルなどで温めると気持ちいいです。蒸しタオルで温めた後は、乾いたタオルで少しの間押さえて冷やさないようにします。
・はちみつや、塩を使ってうがいをする。
アメリカの研究で、市販の咳止め薬よりもハチミツの方が安全で効果も高いことがわかっています。お茶のカテキンと同様に、殺菌作用があります。塩水うがいでは、この喉の痛みを軽減させることができます。塩水には、抗菌作用と脱水作用があり喉の粘膜についてしまったウイルスを、洗い流すような働きをします。
・コップ一杯に水+はちみつ小さじ1~2杯
(注意)1歳未満の乳児には、「ボツリヌス菌」が含まれている場合があるので食べさせないよう気をつけてください。
・コップ一杯に水+塩一つまみ
(濃度が濃い方が効果があります)
・暖かい飲み物を摂る
緑茶、紅茶、大根おろし、ショウガなどお湯に溶かしてゆっくり飲みます。熱すぎては、喉に刺激があるので気を付けましょう。
何をしても咳が続く時は
咳を発生させる病気はたくさんあり、何週間も咳が止まらない場合は、咳喘息、百日咳、気管支炎などの違う病気になっていることも考えられます。長引くようなら、病院で受診することをおすすめすます。
まとめ
咳が続くと、体力も奪われてしまいます。少しおかしいなと感じたら、なるべく早いうちにこのような方法を取っておくと、長引かずに治りやすいです。
何事も早めの対策が大切ということです。ご参考になりましたら幸いです。