暑くなると、いくら寝ても疲れが取れなくなりだるさが残りますよね。夏バテともよく言われますが、熱中症にも注意が必要になります。
熱中症は「水分を摂ればいいんでしょう」と思われがちですが、まずは熱中症にならないような体を作ることが大切です!
ただ同じことをしていても、熱中症になる人とならない人がいます。その差は、タンパク質がカギを握っています。そこで、熱中症になりにくい身体は作れるのか?どうしてなのかなどをまとめてみました。
熱中症になりやすい人とは
炎天下の中、同じことをしていても熱中症になる人と、ならない人がいます。暑いからといって必ず熱中症になるわけではなく、個人の体力や、その日の体調なども大きく影響します。
まず、乳幼児や高齢者の人は熱中症になりやすいのはもう知っていることですが、若い成人の方もなりやすい人がいます。
肥満の人や、持病を持っている人はもちろんなりやすいですが、ただのはやりのダイエットをしたり、食事制限をしている人や、タンパク質をあまりとらない人も要注意です。またベジタリアンの人も注意が必要です。
日ごろから運動をして汗をかく習慣がない人は、体の熱を効率よく外に出すことができないので、血液の量が少なくなっている人が多く、意外にもそのカギを握るのがタンパク質なのです。
熱中症になりにくい身体を作るには?
人が生きていく上で必要不可欠な三大栄養素の1つにタンパク質があります。タンパク質の語源になったプロテインは、ギリシャ語のプロティオスからきていて「一番重要なもの」という意味があります。
要は、栄養を問題にした場合、タンパク質は最優先すべきものだと言うことですね!タンパク質量は体重の約17%を占めていて、これがないと身体は動くことも形を保つこともきないです。
ということは、十分なタンパク質を摂ることが健康の第一になります。
でも、プロテイン(タンパク質)はスポーツ選手が特に摂るものでしょ?って思っている人も多いですよね。
いえいえ、違うんですよ。
タンパク質をしっかり摂取すれば、あらゆる病気の予防につながり、不足してくると、筋肉組織の衰えや血管がもろくなり、抵抗力も落ちて感染症になりやすくなります。
筋力アップになるだけのイメージが強すぎますが、身体の脂肪燃焼・疲労回復にはもちろん、脳や内臓・骨・筋肉などのほとんどの細胞がタンパク質からなります。
血液もタンパク質が必要?
また血液もタンパク質から作られます。この血液には、血液の成分が汗になって体の中の熱を表皮に運んで外に逃がす働きがあり、その結果、体温が下がります。タンパク質成分が血管の中に水分を取り込んでくれ、血液の量を増やしてくれます。
それにその他の体液は、細胞内や細胞間質では流れ出さないようにゲルの状態にあります。この状態を維持してくれて、必要なときに誘導してくれるのがタンパク質達なんです。
タンパク質をしっかり摂ることで、血液を増やし体力がつき、免疫UPになり熱中症や夏バテ防止になるということです。でも、タンパク質は、余った分を蓄えておくことはできないので、毎日の食事が重要となってきます。
タンパク質の多い食べ物
タンパク質と聞くと、やっぱり肉や魚ですね。タンパク質といっても必須アミノ酸をバランスよく含み、吸収率にも優れている食品を選ぶことが大切です。
そのアミノ酸のバランスとは、人間のタンパク質に類似しているほうが体内での利用率が良いと考えられていて、鶏卵・乳製品・魚介類・肉類などの動物性タンパク質を含む食品に多く含まれます。
昔は、卵は1日1個といわれていましたが、今では3~5個は摂りましょうと言われるほど卵の栄養価は優れています。暑くなると食事も喉を通さない人もいますが、ドラックストアなどでプロテインなどの種類も沢山増えているので、食べることがしんどい人には、こういった代用品もおすすめします。
まとめ
いかがでしたか?
タンパク質を摂ると、体力も回復しやすいです。タンパク質は血液量を増やして、水分を蓄えてくれ、身体を強くする。今日から熱中症なんかに負けない身体作りを目指しましょう。
ご参考になれば幸いです。