お中元・お歳暮などで沢山もらったインスタントコーヒー。
しまっておいたら、ついうっかり何年も忘れていた・・ということもありますよね。
賞味期限が切れていると、ショックですが、捨てるのはちょっと待ってください。
インスタントコーヒーは、飲む以外にも使い道が沢山あるのです。
サバ缶とインスタントコーヒーの炊き込みご飯や、カレーなど料理の相性もよく、また、口にするのはムリな時でも用途は沢山あります。
そこで今回は、インスタントコーヒーの活用の仕方をご紹介します。
賞味期限切れのインスタントコーヒーは飲めない?
そもそも、賞味期限が切れたインスタントコーヒーは、飲めないと思っていませんか?
じつは、固まっていたり、カビが生えていなければ問題ないんですよ。
通常、未開封の状態で保存した場合、賞味期限は約3年ですが、メーカーは実際の保存期間より少なめに賞味期限を設定します。
だから、未開封に限ってですが、賞味期限から1~2年経っていても飲用できます。
ただ、コーヒーは風味が命ですから、品質が落ちるということはありますので、飲んでみて美味しくなく感じる時は、飲むのをやめると考えておけばいいでしょう。
また開封している物は、口にするのは避けて他の用途で活用しましょう。
インスタントコーヒーを料理に使う
もし、飲むには味が少しイヤという時は、料理に使えます。
カレーやシチューなどの煮込み料理や、お肉料理の隠し味はもちろん、魚にも使えます。
消臭効果があるので、アラ煮など魚の下処理に、インスタントコーヒーを入れてひと煮立ちさせ、あとは通常の調味料で煮ると、美味しさがアップします。
炊き込みご飯
お米を炊くときにインスタントコーヒーを入れて混ぜご飯を作ると風味が本格的になります。
1)好きな具材を、だし汁で煮て、煮汁と具材を分けます。
米が2合に対して水と煮汁を1:1加え、インスタントコーヒー大さじ2杯を混ぜて炊きます。
お米が炊けたら、分けておいた具材と混ぜ合わせていただきます。
2)サバ缶とインスタントコーヒーで炊き込みご飯
コーヒーの風味はないですが、魚の生臭さがなくなり、まろやかさとコクがアップします。
お米を研いで、適量の水を入れサバの水煮とインスタントコーヒー(大さじ1)・醤油・みりんを入れお好みの具材を入れて普通に炊きます。
サラダのつけダレ
1)バルサミコ酢とはちみつ・レモン汁・オリーブオイルにインスタントコーヒーを、お好みの分量で混ぜ合わせます。
2)マヨネーズ・レモン汁・インスタントコーヒー・牛乳・こしょうを、お好みの分量で混ぜてドレッシングが作れます。
3)とんかつソースなど中農・ウスターソースに入れてコクや風味がアップします。
酒・みりんをひと煮立ちさせ火を止めて、お酢・中農・ウスターソースに水とインスタントコーヒーを入れて冷まします。
また、ケーキや焼き菓子に入れてアクセントになります。
ただ、インスタントコーヒーの入れ過ぎは風味を損なうので、小さじ1~2から入れて調整していきましょう。
コーヒーは消臭効果がある!
コーヒーには消臭効果があります。
だから、口に入れるのはちょっと嫌だという人は、臭い消しで利用するのもおすすめです。
1)生魚など臭いが照れにくいものを触った後に、石鹸とコーヒーで洗うと生臭さが取れます。
2)お茶こしのパックにコーヒーを入れて、冷蔵庫やゴミ箱・靴箱・トイレなどに置くと防臭効果になります。
車の灰皿などに入れるのもおすすめです。
コーヒーマメから引いた粉の方が効果はありますが、インスタントでも大丈夫です。
湿度が高いと、カビが生えるので、こまめに取り換えることをおすすめします。
コーヒー風呂
コーヒーを風呂に入れる?とビックリされるかもしれませんが、コーヒーの入浴剤もあるほど、その効果は色々あります。
コーヒーの香りでリラックス効果が高まり、ストレス解消になります。
また、コーヒーには抗菌作用もあるので菌の増殖を抑える効果もあります。
コーヒーにはカフェインが多いということもありますが、そのおかげで頭をスッキリさせる効果もあり、その外にも利尿効果があるので老廃物を排出させる効果もあります。
このように聞くと、コーヒー風呂に入ってみたくなりませんか?
ただ、インスタントコーヒーの場合は、豆から挽いた場合より効果が薄れますが、それでも入る価値はありそうですよね!
コーヒー風呂の作り方は、インスタントコーヒーなら「そのまま湯船に溶かして入る」という、お手軽さもあります。
・コーヒーの色素が浴槽につくので、入浴後はなるべく早めに栓を抜いて洗いましょう。
・カフェイン効果でスッキリ目覚めさせてくれるので、寝る前は避け、朝風呂など活動する前がおすすめです。(ちなみに私は夜でも平気です。)
まとめ
いかがでしたか。
うっかり忘れてしまっていたインスタントコーヒーも、たとえ賞味期限が過ぎていても、固まっていなければ、飲むことは可能です。
また、風味がなくなっていたら加熱料理に加えて、お料理の風味をアップさせましょう。
どうしても口にするには無理がある時には、消臭・防臭効果があるので、臭いの気になるところに置いてみましょう。
固まっていたりカビが生えているようでしたら利用はできませんが、そうでなければ捨てずに、冷凍庫などで保管して、飲む以外にも活用して下さい。
ご参考になれば幸いです。