天気が良くなると外出したくなりついつい、ハメ外して遊びたくなりますよね。でも、熱中症の事を忘れて、対策を摂っていないとヤバいことになります。
脱水症状は突然襲ってきますので、頭痛がしたらもう要注意です。この頭痛は中々治らないのも特徴なのです。
そこで、もし熱中症になったらなぜ頭痛がして痛みが治まりにくいのか?どうすればいいのかなどをまとめてみました。
頭痛がある時は要注意
涼しい季節から気温の変化が上下して、寒かったり急に暑くなったりと、気温が急上昇するときは、特に体が暑さに慣れていないので危険です。油断していると熱中症になってしまいます。
無理せず、徐々に体を慣らすようにしたいですが、もし熱中症になってしまった場合、早く気付いて対処すれば問題ないですが、頭痛まで伴ってくると結構なレベルまで悪くなっていると考えた方がいいです。
大量の汗が出ることで身体の中にある水分量が減少し、皮膚や筋肉にも血液を送らないといけないので、血液が心臓へ戻る量が減ってしまいます。それが原因で、脳や内臓へ流れる血液量が減り、頭痛やめまい・吐き気などの症状があらわれています。
脳に血液が行かないと頭痛・胃などに血液が回らないと吐き気などになるのです。この症状は、熱疲労と呼ばれるのですが、身体的に考えると、相当ヤバい状態だということです。
体内の水分は、5%なくなると頭痛やめまいなどの脱水症状があらわれて、6~8%なくなると、身体的後遺症を残すこともあり、10%以上なくなると、死にいたることもあります。
このように、体内の水分は本当に危ない状況だと認識しておきましょう。
次の日も頭痛が治まらないのはなぜ?
熱中症などで大量の汗が出ると、身体がオーバーヒートして沸騰状態になります。車で言うと、冷却水とオイルの関係ですね。水分が失われるだけではなく、電解質も同様に失われています。
電解質(イオン)とは、ミネラルのことで、ナトリウムやクロム・カリウム・カルシウム・マグネシウムなどがあり、これらは5大栄養素としてあげられるミネラルです。
身体の水分と言っても、ただの水ではなく、沢山のミネラルが混ざって流れているのです。このミネラルは微量ながら、身体の機能にとても重要な役割をしているので、ミネラルが汗と一緒に流れてしまうと身体機能がマヒしてしまいます。
この状態が続いているので、頭痛も治らないのです。
どうすれば頭痛が治る?
頭痛が治まらない・・こんなに長引く頭痛は、熱中症からの頭痛じゃないのかもと、ロキソニンなどの痛み止めに手が行くかもしれませんが、ちょっと待ってください!
痛み止めを飲むと、それこそ大変なことになりかねません。
頭痛があらわれたときは、エアコンが効いている室内や直射日光があたらない風通しのよい場所など、涼しい所でとにかく安静にします。
身体を冷やすために、太もものつけ根あたりやわきの下・首すじなどの太い血管が通っている部位を冷やします。扇風機やうちわなどで風を送るなど、とにかく冷やします。
そして水分補給をします。
水やお茶ではなく塩分が入ったものを飲むようにします。水1000mlに塩が3g砂糖30gなど、経口補水液を作って飲むのもいいし、塩あめや梅干などもいいですし、サプリメントも活用しましょう。
とにかく水分とミネラルを摂ります。
一度に大量に摂るだけではなく、少しづつ、ゆっくり・しっかり・長時間です!安静にしていても治まらない、次の日もまだ治らない場合は必ず医師の診察を受けましょう。
まとめ
いかがでしたか?「体調が悪いけど、このくらい平気」「頭が痛いけど放っておくと治るか」など、何もしないでおくと悪化して救急車を呼ぶ事態になってしまうこともあります。
熱中症は甘く見ては駄目です。痛み止めなどの薬もダメです。とにかく冷やして、安静にして、水分・ミネラルをしっかり摂るが一番です。