石鎚山の鎖場とは?難易度や登り方のマナーやルールがある?

四国の観光
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西日本最高峰であり紅葉も美しく日本百名山にも選ばれている石鎚山は、山岳信仰の山として古くから親しまれています。この場所での穴場スポットはなんといっても「鎖場」です。名前だけ見れば、なんだか恐ろしそうな場所ですが、一体どのようなものなのでしょうか。

そこで今回は、鎖場はどんなものなのか?登り方やルールなどがあるのか?など気になることをまとめてみました。

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石鎚山の鎖場って何?

石鎚山の鎖場とは、大きさが電車のつり革くらいのサイズの鎖がいくつも繋げられてできている「鎖のロープなような物」になります。18世紀に架けられたという記録があり歴史を感じるものでもあります。決して登山のために架けられたものではなく、昔は修行のために使われていた鎖です。それが今となっても残っており、登山をする方々に使われています。

表参道コースを登っていくと、まずはじめに「試しの鎖」があり、その後夜明峠を越えると「一ノ鎖」「二ノ鎖」「三ノ鎖」があり合計4つの鎖が存在します。選ぶ登山コースによってはすべての鎖を登らずに頂点までたどり着くこともできます。

鎖場の難易度はどのくらい?

そこで気になるのは、鎖場を登るときの難易度ではないでしょうか。上の項目で石鎚山には4つの鎖場があると記しましたが、それぞれの場所で難易度も違ってきます。どの鎖場に挑戦するか参考にしてみてください。

試しの鎖

長さは74m。「試し」という名前がついていますが、足場が少なく難易度は高めです。雨の日は足場も鎖も滑るので特に注意が必要です。「この試しの鎖を登ってみて、つらいと感じたらあとの鎖も避けておくのが無難」という意味で「試し」と名付けられたのかもしれませんが、試すには難易度の高い鎖場のような気もします(笑)。

一ノ鎖

長さは33m。一番短い鎖場です。足場がたくさんあるため難易度は低め。最も楽な鎖場なので、登山初心者は「試しの鎖」より、この鎖場から挑戦することをおすすめします。

二ノ鎖

長さは65m。試しの鎖、一ノ鎖よりも遥かに距離が長いため、腕力のみで登ると体力がかなり奪われてしまいます。ボルダリングのように、足の力も使って踏ん張りながら登るようにしましょう。難易度は試しの鎖よりも高いです。

三ノ鎖

長さは68m。最も長い鎖場。難易度はほぼ二ノ鎖と同じくらいです。一番最後に現れる鎖なので、体力が消耗しているととても危険です。足場があまりなく急なので、特に気をつけて登りましょう。

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鎖場の登り方にマナーやルールはあるのか?

石鎚山の鎖場は、登りも下りも同じルートの場合がほとんどなので、交互通行が基本になってきます。そのときのマナーやルールは特に看板などでは記されてはいませんが、登山者みんなが気持ちよく登山をするために覚えておいたほうが良い内容を紹介します。

登り優先
基本的には、登りの方が優先になるので、下りの方は配慮するようにしましょう。
前の人を抜かさない
足場が少ない鎖場で、前の人を抜かす行為は絶対にやめましょう。
前の人が登っているときは真下に入らない
前の人が登っているときは、登りきるまで待つようにしましょう。万が一落下の危険があります。
上にいる人が下にいる人を引っ張りあげない
鎖場の鎖はとても滑りやすいので、上の人が手を滑らせると二人とも落下する危険があります。必ず1人で登るようにしましょう。
絶対に鎖を離さない
足場だけで昇るのは大変危険なのでやめましょう。
待つ場所は谷側ではなく山側
谷側は危険なので山側で通行者を待ちましょう。
できるだけヘルメットを装着する
頭上から石などが降ってくることがあります。必ず頭を守るようにしましょう。
臨機応変に声かけをする
登りが優先といっても、場合によっては下りの人が混雑する場合もあります。「次通ってもよろしいですか?」など臨機応変に登山者同士で声かけをすることも大切です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。歴史あふれる石鎚山の鎖場。難易度がそれぞれ違うことが驚きですね。登りきったら最高の達成感を味わえますが、常に危険と隣り合わせだということも頭の中に置いておいてほしいです。登山者同士がルールやマナーを守って、気持ちよく思いやりの溢れる登山をしましょう。

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