博多の夏の風物詩といえば博多祇園山笠で、福岡県のローカル番組では、毎年生中継でテレビ放送されています。そのため福岡県民なら、知らない人はいないほど有名なお祭りになります。地元の方にとっては、とても大切なお祭りで大学や就職などで福岡を離れている人も、この時期になると博多祇園山笠に参加するために帰省するという人も多いんですよ。
そんな博多祇園山笠は、「見るのもいいけど一度体験してみたい」「ぜひ参加したい」と思う方も多く、どうしたら祇園祭に参加ができるのかなど気になる人の声もよく聞きます。
そこで今回は、地元民ではないけれど参加してみたい人のために、博多祇園山笠に参加する方法や、他県の方でも参加できるのかなどを紹介していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
博多祇園山笠っていったい何?
博多祇園山笠に参加するにあたって、そのものの意味を知ることはとても重要です。博多祇園山笠はただのお祭りではなく、昔から疫病除去のために始まった神事になります。
山笠には飾り山と、舁き山の2種類の山が存在します。
また博多祇園山笠は神事のため、決まり事がいくつもあります。
きゅうりを食べてはいけないというものや、神事の間は参加している男性は、女性との接触を絶たなければならないというものがあります。きらびやかなだけではなく、伝統をきちんと守ってきたからこそ、今日まで魅力のあるものになっているのです。
博多祇園山笠に出る方法を紹介
博多祇園山笠を一度体験すると、その迫力やかっこよさにぜひ参加してみたいと思う方も多く、どうしたら参加できるのか悩んでいる人もいますよね。
どこの神事の行事でも、地元に根付いた神事であるため、基本的にはその地域に住んでいる方でないと参加できないと決められているので、そう簡単に地元以外の人が参加させてもらうことはできません。
ただ、最近では地元に住む方の人口も減ってきているため、一定の条件を満たせば、祭りに参加させてもらえることも増えてきました。
そこで博多祇園山笠でも、地元民でない場合でも体験できるような体制になってきました。
博多祇園山笠の参加の条件は、区画分けされた「流」によって違ってきます。この流は7つあり、「七流」と呼ばれています。どの流も基本的には、山笠の関係者の紹介が必要で、紹介した人が新しい人の一切の責任を負わなくてはいけません。そのため最初に、山笠の関係者と知り合いになり、信頼してもらうことが必要となります。
でも、山笠の関係者と接触する機会なんでなかなかありませんよね。そんな方におすすめなのが、七流れの中でも大黒流です。この大黒流は紹介者がいなくても、山笠に対する熱意と体力があれば神事に参加させてもらうことができます。
・http://daikokunagare.com/
まとめ
博多の方は、この博多祇園山笠が近づいてくると、わくわくソワソワするというほど、地域に根付いた神事です。
私も、生中継される舁き山に、力強さを感じ、毎回元気をもらっています。
地域の神事ですので、基本的には外部の人間は参加できません。
しかし、最近では、地域の人ではなくても受け入れてくれる流も増えています。
参加したいという、強い気持ちを伝えて、参加者として博多祇園山笠を盛り上げてください。