サメに指を噛まれる!なんて怖い見出しですが・・なんで指?指を出さなきゃ噛まれることもないじゃん?ですよね。
でもこの水族館では、わざわざ指を差し出してサメに噛んでもらうコーナーがあるんです!
そこは鮭の本場、道東の標津町に30種類以上のサケ科の魚を展示する日本一のサケの科学館という所。そんな鮭に特化した標津サーモン科学館なのですが、鮭以外の事でもというか、サメに指を噛まれることでも有名になっているようなんですね!
ただ、サメといってもあの世界三大珍味のキャビアの親・・そう、チョウザメです!
なんとチョウザメに噛まれる体験ができるということで、どんな感触なのか?
面白そうなので行ってきました!
標津サーモン科学館のサメとは?
サメはサメでも、ネーミングに「サメ」が付いているだけでサメ科ではないサメです!
ダウリアチョウザメという魚です。
サーモン科学館というネーミングなので鮭だけの水族館だと思っていたのですが、実はこのサーモン科学館ではチョウザメの研究も盛んに行われていて、2006年頃から北大とタックを組んで天然のダウリアチョウザメを交配させて、国産キャビアを目指して養殖研究をしてるんですね。
このダウリアチョウザメはサメと名前が付いていますが、あの獰猛なサメではないんですよ!体長5メートル・重さ1トンにもなる大型の古代魚に分類される、おとなしい魚なのです。
推定2億5000万年前からほとんど姿を変えずに生きてきた魚で、ロシアのアムール川やオホーツク海に生息して北海道でも混獲されることがあるようです。
古代魚と聞くとゴツゴツした身体に厳つい顔をイメージしますが、チョウザメの顔は、尖がり口にちょび髭が生えているような風貌で、まん丸い目が印象的な可愛い顔をしています。
このサーモン科学館では、世界的に絶滅の危機にあるダウリアチョウザメの保存にもつながるように研究が進められていて、このチョウザメの卵が取れるようになれば、
最高級レベルのキャビアが食べれることにもつながるんですね!
ただ、ダウリアチョウザメの産卵は3年に一度しかないらしく、チャンスが少ないのがネックですが、是非とも沢山繁殖させてもらい、高級キャビアの提供も沢山していただきたいですね。
標津サーモン科学館でサメに指をかまれる!
標津サーモン科学館の入り口横には、屋外にも丸い水槽があり、チョウザメを見るのは初めてだったのでどんな魚だろう?と恐る恐る覗いてみたら・・沢山の大きなチョウザメが!
2メートル近くある大きさで、迫力はありますが意外とお茶目な顔です!
こちらの水槽には手を入れることはできないのでしっかりのぞき込んで見ていたら・・
餌と間違えられたのか、水しぶきを上げて飛び掛かってきたのには・・かなりの迫力でした!あまりのぞき込み過ぎないように注意しましょう(笑)
ここ屋外の水槽ではチョウザメには噛まれることなく館内に入ります。
館内に入ると、少し小さめのチョウザメが沢山展示されていて、ここが指を噛まれる現場になります。指を噛まれるといっても、チョウザメには歯がないので、「吸い付かれる」が正解です。
チョウザメ指パク体験といって、指を餌と間違えてパクパクと吸い付いてくるんです!
最初に指を入れるのに勇気がいりますが、一度水槽に指を入れてしまうと、チョウザメの吸い付き感触に病みつきになります。吸い付く顔も可愛く見えてきて、当分この場を離れられませんよ!
この体験は世界でもここだけでしかできないので貴重な体験になるし、指パクされた人には指パク証明書も発行されるので、記念にもなるので子供さんにもおすすめです。
標津サーモン科学館はどんな水族館なの?
この標津サーモン科学館は、北海道内の中でも特にシロザケの遡上数を誇る標津川に沿うように建てられていて、名前の通り鮭に特化した水族館でサケ科の展示数は日本一になります。
場所も景色も最高のロケーションです!
見ることはもちろん、鮭の生態を学べるように水槽と標津川を繋げるようになっていて、9月と10月の2か月間は遡上する鮭の姿をガラス越しに観察する事もできます。鮭好きではなくても展示の仕方や見せ方などが個性的で面白い水族館です。
もちろん鮭だけではなく北海の海や川に生息する魚も沢山展示されています。
まとめ
最初にサメに指を噛まれると聞いた時には、オイオイ!っとツッコミを入れたくなりましたが、実際に体験してみると「かわいい!」と思ってしまいました。
餌と思って噛まれているけど、赤ちゃんがお乳を飲む感じの吸い付きです。気になる人はぜひ一度体験しに行ってみて下さい!
病みつきになるかもしれません。