昔、羽毛布団は高級品と思っていましたが、今ではどこでも買える格安の羽毛布団まで幅広く商品があります。
でも、当たり外れがあるんですよね・・布団の臭い・・
そう、獣臭があるんです。
初めての獣臭に奮闘して、羽毛布団を快適に使えるようになるまで我が家の羽毛布団の臭い取りをご紹介します。
羽毛布団の獣臭
夏は涼しく冬はあったかい羽毛布団!
我が家も重たい布団で寝苦しさを快適にしようと、羽毛布団に変えてから何年にもなります。
最初に買った羽毛布団は少し値段も高かったせいか、なんの臭いもなく、とても快適だったので羽毛布団に臭いがあるなんて知りもしなかったのですが・・
3枚目を購入した時の羽毛布団で衝撃的な発見が!!
なんとも臭く、この中で寝るなんてムリでしょ・・
というほどの、いや~な香りが充満したのを今でも忘れません!
3枚目というのが、2枚同時に購入し、1枚は気になるほど獣臭はなかったのですがもう1枚は、絶対無理の状態でした・・
同じところで購入したのに、こんなに臭いの違いがあるなんてビックリです!
通販で安く買ったので失敗したと思いましたが、実はこの臭い、よくあることで特に安い羽毛布団には注意が必要だと・・
布団の中に入っている羽毛の臭いなんです。
羽毛の洗浄のやり方で布団の臭いが変わってくるのです。
中国の羽毛を輸入して日本で洗浄して羽毛布団を作る場合と、中国で洗浄してその羽毛を使って中国で羽毛布団を作る場合でも臭いが変わってくるようで、要は、羽毛の洗浄が不十分の場合に獣臭い羽毛布団になるようです。
洗浄が少ないと臭いも残りますが安価ということですね。
少なからず鳥の羽が入っているので100%臭わないというのも難しいかもしれませんが、使えないほどの臭いは困ります!
でもせっかく購入したからには、使えるようにしたいですよね。
獣臭は時間が経っても消えない?
残念ですが、この羽毛布団の獣臭は時間が経ってもなかなか消えません。
年数が経つと若干臭いも薄くはなってきますが、そのままの状態では消えることがなく押入れから出した瞬間、獣臭は健在です・・
長い目で、時間と共に臭いを消していくと考えるなら、とにかく風通しを良くして乾燥させることをすると、数年はかかるけど臭いは薄くなっていきますが、あの獣臭を何年も我慢するのはむずかしいですよね・・
羽毛布団の獣臭を直ぐに消す方法は?
羽毛布団は洗えない表示のモノが多く、布団自体お手入れは厄介なものです!
クリーニングに出すと金額もかかり、クリーニングの店員さんは
「獣臭が消えるかどうかわわからない。」
という返事も返ってきます。
それならクリーニングに出すのも躊躇しますよね!
そこで、獣臭がかなりひどい羽毛布団は、思い切って自宅やコインランドリーで洗濯乾燥してみましょう。
羽毛布団は自宅では洗えないと、説明書きや布団専門店の人は言われますが、ダウンは殆んどが水鳥なので、水洗いOKなはずです。
洗ったら失敗するのは、高級羽毛布団です。
なぜ高級羽毛布団が家庭で洗うことができないのかは、中のダウンではなく、生地の問題があるからです。
高価な羽毛布団の側地は肌触りが良く光沢の出る織り方で作られています。
細い糸で摩擦に弱い薄い生地が多いので、家庭やコインランドリーでの洗濯はお勧めできないということです。
また、布団の側生地がテンセル・レーヨン・キュプラなどの素材は、水洗いができないので、そのような側生地の製品も家庭では洗えません。
それに、高級羽毛布団は高いだけあって獣臭はしません!
このような理由からも、洗濯する必要はないのです。
また、自宅での洗濯は洗濯機の用量にもよるので、洗濯機が小さい場合はコインランドリーがおすすめです。
ただし、
・布団生地に傷や穴が開いていると洗濯中に敗れることがあるので、しっかり確認してください。
・高温の乾燥機もポリエステル生地などは溶けることもあり、あまりお勧めできません。
もし、コインランドリーで布団を破裂させると、自己責任になるのでくれぐれもご注意ください!
自宅で洗濯の方法
① 布団は、縦半分に折りたたみ、横はジグザグにZやWのような感じで折りたたみます。
② 洗濯機に30℃~40℃弱のお湯を半分張り、中性洗剤と色物にも使用可能な液体タイプの酸素系漂白剤を入れます。
③ その中に布団を入れます。
④ ゴム手袋をはめて水分を布団に含ませるように押し込みます。
⑤ 布団に水分が回ったらふたをして毛布や布団洗いコースで洗濯します。コースがなければ、弱めのコースを選びます。
⑥ 洗濯が終ったら干すだけです!
一番大切なことは、
・お湯はダメ
・洗剤はウール製品専用の中性洗剤を使用
と言われますが、それはただ軽い汚れを落とすための洗い方で、獣臭をなくすためにはそれでは効果が出ません!
あえて逆バージョンで試すと臭いの元になるダウンの洗浄にも効果ありでした。
※羽毛、絹、羊毛の布団は液体タイプの酸素系漂白剤がおすすめです。
綿、麻、化学繊維の布団は粉末タイプの酸素系漂白剤
その後は2~3日かけてしっかり乾かします。
この乾きが悪いと、カビや雑菌の繁殖で獣臭と悪臭が混ざり、臭いがひどくなってしまいます。
中のダウンを片寄らせず何度もほぐしながら、とにかくしっかり干し続けます。
目安は、布団がふんわりしてダウンのごわつきがなくなるまで!
長時間外で干せない状況なら、布団乾燥機や、エアコンの除湿を利用しましょう。
コインランドリーの乾燥なら低温乾燥がおすすめです。
とにかく干す、乾かすことが一番重要です。
コインランドリーで洗濯の場合
コインランドリーは布団が洗えるところで行いましょう。
洗剤は自動的に出るので必要がないことが多いですが、入れる場合は、上記と同じ中性洗剤と液体タイプの酸素系漂白剤を入れます。
後は洗うだけです。
乾燥は高温の場合は短時間だけにして、あとは自宅でしっかり乾かしましょう。
又は、自宅で乾かした後、仕上げに乾燥機に入れて完璧に乾かすのもおすすめです。
そこまで獣臭はしないけど臭いが気になるという場合
重曹を布団全体にふりかけて一晩おく。
次の日掃除機で重曹を吸い取り、裏返して反対側にも重曹をふりかけ一晩おく。
次の日掃除機で吸い取り、外に干す。
これで嫌な臭いはスッキリ取れます。
まとめ
我が家の臭い取りの方法ですが、あくまでも安い価格の獣臭のキツイ羽毛布団です。
高級羽毛布団は絶対おすすめできませんし、酷い獣臭でない場合は重曹を使ったり、とにかく乾燥させるのも臭いを薄めます。
自己判断ではありますが、どうしても臭いが我慢できない場合はこのような方法もある!という我が家のやり方でした。