少し高級なお店になってくると「ドレスコードがあります」と言われたり、HPなどに掲載されている事があります。
ドレスコード?そんな、普段聞きなれない言葉を聞くと「ドレスを着るの?」「きちんとした正装でなければダメ?」「何を着て行けばいいの?」と、慌ててしまいそうですが、そもそもドレスコードってどういうものなのか、聞き慣れないこともあり、ピンとこないですよね!
特に、社会人になったばかりの人は会社のパーティーや、ディナー、ゴルフ場、ホテル、レストラン、バー、クラブなど、設定される場所がいくつかあります。ドレスコードのポイントだけでも知っておくと、周りから浮くこともなく恥をかくことがないので、最低限身につけておきたいルールを、説明していきます。
ドレスコードって何?
そもそも、ドレスコードとは、服装ルール・服装の格の指定のことを表します。決して、正装ということではありません!その場に応じた、ふさわしい服装の基準や服装のマナーのことをいいます。
一番イメージしやすいドレスコードとしては冠婚葬祭ですね。結婚式やお葬式では、着ていく服も違ってきます。このように「その場にふさわしい服装で来てくださいね」ということなので、例えば、
・ドレスコードがジーンズという場合は、ジーンズ姿で!ということになります。
・ドレスコードがスーツでという場合なら、スーツ姿で!ということです。
格式の高いパーティー・ホテルのレストランでのディナー、面接や会社の服装の基準も、ドレスコードなんです。何かのイベントに誘われた時なども、ドレスコードを指定される場合もあります。
ノーネクタイ、ショートパンツはお断りだったり、カジュアル限定、デニム限定なんていうドレスコードもあります。このようなドレスコードがあるのは、その集まりや場所の雰囲気を壊さないためのマナーということになります。
「ドレスコードが有ります」と表記があれば、その格好に、そぐわない方の入場はお断りする場合もあるんですよ。
基本は、ホテルや高級店はドレスコード指定があると思っていた方が無難です。お店側でも
「ドレスコードはスマートカジュアルで」
Tシャツ、ショートパンツ、スニーカー、ジーンズ、サンダル、ビーチウェアなどの
軽装でのご入店はご遠慮いただいております。予めご了承くださいませ。
など、お店のHPや看板に掲載があるので、このお店はドレスコードがありそうだな・・と思う時は、事前にチェックしておくのがいいですね。特に海外では、ドレスコード指定のお店や場所が多くあるので気を付けましょう。
フォーマルの装いの違いは?
フォーマルは正式・公式な服装という意味になります。パッと思い浮かぶのは、結婚式、パーティー、入学式、成人式、お葬式、のような、儀式的な時に着る礼服ですね!このフォーマルの服装には、3パターンあり昼と夜・格式別に分類されます。
〇正礼装:フォーマルウエア
よほどの格式高い結婚式や式典、公的行事の服装になります!
男性は
昼:モーニングコート
夜:タキシード(ブラックタイ)・燕尾服(えんびふく)
女性は
昼:アフタヌーンドレス
夜:イブニングドレス
を着用します。ただほとんどの場合、このような格式高い席に出ることはなく、あるとすれば、結婚式の当事者である新郎・新婦とその両親・仲人がする装い、または葬儀や告別式の喪主の装いになります。
〇準礼装:セミフォーマルウェアー
正礼装ほど格式高い印象ではありませんが、一般的な結婚式や披露宴・祝賀会・ビュッフェスタイルのパーティなど基本的な正装はこのセミフォーマルを着る機会が多いでしょう。
男性は
昼:ディレクタースーツ
夜:タキシード
女性は
昼:セミアフタヌーンドレス
夜:セミイブニングドレス・カクテルドレス
露出を控える着こなしが大切です。
〇略礼装:インフォーマルウェアー
「最近では平服で」といわれることも多くなりましたが、このランクのことを指します。形にこだわらない結婚式や披露宴・2次会やパーティなどの親しい集まりや面接などに着用します。
正装でないため、自由度も高くなりますが気は抜けません。
男性は
昼も夜も:ダークスーツやブラックスーツ
女性は
昼も夜も:ワンピースやスーツ
カジュアルすぎるものは避けましょう。
弔事の場合は
・アクセサリー
白や黒の真珠、黒曜石、黒べっ甲を身につけるのが一般的。指輪は結婚指輪だけにしましょう。
・ストッキング
黒色のストッキングを選ぶのがルールです。準喪服・略喪服であれば黒または肌色でもOKです。
・シューズ
シンプルな黒のパンプスで、爬虫類柄や目立つ金具がついたものは避けてください。
・メイク、マニキュア
たしなみ程度のメイクは必要ですが、マニキュアはしない方が無難。
パーティーの場合は
・アクセサリー
昼ならパール等のキラキラしない物、夜はラインストーン等のキラキラした物、アクセントとして身につけるアクセサリーは、宝石やダイヤ、ルビーなどもおすすめです。
・バッグ
小型で光沢のあるものが正式。昼は光沢のないカーフもしくはシンプルな布製・夜は小型で光沢のあるものまた格調の高い会場では、ショルダーバッグは避けた方が無難です。
クラッチバッグ・ハンドバッグはOKです。
・シューズ
ヒールパンプスやオープントゥ(つま先があいている形状)を合わせます。ミュールやサンダルはNGです。
・その他
肌をショールやケープレット、ボレロなどで覆ってもOK
普通のパーティーならドレスコードにさえ添っていれば特にマナーはなく、来ている他の人に不快な印象を与えない服装ができていれば問題ないです。
まとめ
TPOをわきまえたファッションを選択することは、大人のファッションとしても欠かせないことですが、どの場面でも共通しているのが 清潔感です!結婚式では上品さ、葬式では慎ましさ、といったように周りに与えるイメージを考えながら装うことを心掛けれるようになりたいですね!