たとえば、運動中などに転倒して足腰を痛めた場合、どこで診てもらえばいいでしょうか?
たとえば、日常生活は問題なく過ごせるけど腰が痛い場合、どこかで診てもらえるとこはあるでしょうか?
最近よく目にする整体院・カイロプラクティック・接骨院など、いつどんな状況の時に行けばいいかまとめてみました。
患部の痛みや症状の度合いを見極めよう
最近パソコンの使い過ぎで、肩や腰が張って痛いんだよね・・という、いつも同じ姿勢などからくる張りやコリは、血流の滞りなどによるものと考えられますが、運動中にこけたり、ぶつかったりと、いろんなアクシデントで起こる痛みはどうでしょう?
ちょっとしたことだからと思い、次の日まで放っていたら痛みが治まらなくなった・・なんてこともありますよね。でも、この痛みはどこに行ってみてもらえばいいのかな?と思う時は、痛みの度合いや、見た目からも腫れているなどの症状があるかなど、状態を確かめて診てもらうところを探すようにしましょう。
筋肉疲労なのか、歪みなのか、骨の異常なのかによって診てもらうところを間違えると、余計にひどくなってしまうこともありますので、気を付けましょう。
接骨院や整体院・整形外科などの違いはあるの?
最近はどこでも目にするようになった整体や接骨の看板。呼び方が違うだけで同じと思ってる人も多いのではないでしょうか?実は、かなり違いがあるんです。
接骨院・整骨院とは
「柔道整復師」という国家資格が必要になります。
国が定める学業を積んで、資格を取得しなければ開業できなくて、この資格を取得すれば、外科や整形外科などの病院で働くこともできます。
・足首の捻挫や骨折・肩や肘の脱臼のような怪我であったり、
・ぎっくり腰や寝違えなど、首や腰の痛みに対する施術ができ、
・脊椎や骨盤・肩甲骨・手足などの骨格や関節・骨格筋の歪みなどを、手技や補助器具を用いて矯正したり調整したりすることができます。
ちなみに接骨院も整骨院も、呼び方が違うだけで内容は一緒で保険も使えます。
整体とは
特に医療に携わる「資格」などは必要なく手技を用いた代替医療・民間医療などになります。枠に定まったやり方などはなく、人によって理解・解釈は異なるため、施術者の技術水準や施術方法がばらばらな状況になります。
・日本柔術や骨法などの手技療法を取り入れたもの
・中国医学の手技療法を取り入れたもの
・各団体の独自の理論や思想などを加えたもの
など定められた枠がないので、資格がなくても「明日から整体院開きます!」でOKなのも現状です。とても素晴らしい施術者の人も多い反面、あくまでも民間療法なので、健康被害なども問題となっていることは確かです。
ここの整体行ってみよ~と、全く知らずに診てもらうよりは紹介者がいたり、しっかり調べて行った方が安心ですね。また保険は使えないので自費になります。
カイロプラクティックとは
こちらも日本では整体と同じ位置づけです。
元はアメリカ(欧米伝来)からの手技療法で、海外では法的資格が必要となり、国や地域が指定するカイロプラクターの資格を取得します。
アメリカでは「ドクター」として扱われる資格でもありますが、日本では法的資格が存在しないため、カイロプラクターを自称して開業することに制限はありません。こちらも保険はつかえないので自費になりなす。
整形外科とは
病院になりますので、医師が医療として施術します。
レントゲン検査を受けたい場合や、薬が必要なときなどは病院に行きましょう。
患部の状況に応じて診てもらう所を探しましょう
身体の筋肉疲労や骨格の歪みなどからくる痛みなどは、整体などで疲労しているところを緩めてもらったり、骨格を整えてもらったりするのもいいかもしれません。
ねん挫や、ぎっくり腰などの痛みの場合は接骨院・整骨院などで、動くことなどが困難な場合や関節の痛みなどがある場合、さらには骨折の可能性のある打撲や打ち身をした場合などは、即時の処置が必要であったり、レントゲン・手術などの治療行為が必要になりますので整形外科に行きましょう。
どちらか迷う痛みの場合や、いつもと違う自損などの痛みがある時は、まず整形外科に行きレントゲン検査を受けましょう。
折れていると気付かなく施術されて、ひどくなるケースもあるので気を付けてください。
まとめ
痛みは人によって違いがありますが、痛みの場所や症状にあわせて治療する所も変わってきます。くれぐれも悪化させないように、行く場所を間違えないように気を付けましょう。