襟裳岬の初日の出時刻と行き方は？襟裳岬周辺の観光や宿泊はある？

襟裳岬と聞くと森進一の唱で有名ですが、北海道の太平洋に向かって南に突き出した岬になります。

この岬は全長約150キロメートルの日高山脈の最南端の位置になり、北海道の地形をかたどる突端といえる場所です。

日高山脈が地上から海底に沈む最後の部分が襟裳岬にあたります。

そんな襟裳岬は、歌にも出てくる北海道では有名な場所で、日の出を見るのもおすすめの場所です。

そこで、どのような所でアクセス方法や宿泊などできるのかをまとめてみました。

 

襟裳岬の初日の出時刻と行き方は？

2020年度の襟裳岬の初日の出時刻は０６：５5頃になります。

北海道の元日は寒いイメージしかないと思いますが、この襟裳岬はそれにプラスして風がきつい場所としても知られています。

えりも町はかぜの町ともいわれ、風速10メートル以上の風の吹く日が年間290日以上です。

高さ約60メートルの断崖の上には展望台があり、まっすぐ立っていられないことも・・。霧が立ち込めば最果ての雰囲気が出るという、そんな貴重な体験ができることもある場所です。

目の前は太平洋の大海原と、荒波に削り取られた岩礁が約2キロメートルも続きます。

山脈の名残りを思わせる岩礁と、自然の壮大さを感じることができて、この場所での初日の出はいろんな達成感を感じるかもしれません。

また岬には展望室があり冬季は休館していますが、元日だけ特別にオープンしています。

そこから初日の出を眺めることができ、この日だけは入館者にホットドリンクの無料サービスなどもあります。

襟裳岬で初日の出を見る時刻には公共交通機関は運行されていないので、車が必要になります。

太平洋の海岸線を走るので、強風や凍結などの恐れもあるので運転には十分注意して下さい。

また、ガソリンスタンドやコンビニはほとんどないので、苫小牧や帯広・釧路など主要部で飲食料の購入やガソリンは満タンにしておきましょう。

日勝峠ルートは、初日の出の時期は雪の峠に変わり、事故も多く北海道を走行したことがない人には、無謀な峠になります。

できるだけ海岸線をおすすめします。

襟裳岬周辺の道路はユニークな名前の付いた道や、ドライブにおすすめの絶景な場所も沢山あります。

ドライブには最高の道路で、襟裳岬に行く道はどこも自然の形状を見る絶景ですが、それだけ自然と隣り合わせになり、波をかぶる道路やがけ崩れ岩の落下など頻繁に起こります。

くれぐれも交通状況は事前に確認をしていきましょう。

特にバイクで初日の出ツーリングをする人（道民ではないかな）は、安全な道路（難しいですが・・）を、選んでください！

・千歳空港方面からは

国道235号線から336号線に進みます。

 

・帯広方面からは

国道236号線から336号線に進みます。

 

襟裳岬周辺の観光

襟裳岬は運が良ければ野生のアザラシも見られます。

というのも、襟裳岬がアザラシの住家なので、天候次第ですが季節を問わずアザラシが見られます。

また、えりも町の名産「えりも短角牛」を食べることのできる牧場併設の焼肉屋もあり、え～っ、海に近いんだから海産物じゃないの？と思いますが、魚介類以外にも牛も馬もすごい地域なんです！

日高は馬産地としてサラブレットの聖地でもあり、沢山のサラブレットを産出しています。牧場も沢山あり車で通過するだけでも見る価値は十分あります。

また1年中クリスマスの町でもある広尾町は、サンタの故郷ノルウェーが認めた国外初の場所になり日本唯一のサンタランドがあります。

「恋人たちの聖地」にも認定され毎年10月下旬～12月末までイルミネーションでも有名です。

また、日高山脈南部に標高1600mの「神威岳」があります。男らしい山といわれるダイナミックで切り株のように見える姿はなかなかの見応えです。

このように襟裳岬はもちろん、この周辺は自然を見に行く所なので、日常を忘れるほどの自然を見に行って下さい！

ただ残念なことが一つ・・

お正月の初日の出時期は、休館などでお店や観光施設は開いていません。飲み物や食べ物は持参していきましょう。

襟裳岬周辺の宿泊施設

襟裳岬に近い宿

・えりも観光館

襟裳岬へは車で約1分、徒歩約7分の初日の出にはもってこいの宿です！

・クリフハウス・柳田旅館

アットホームな宿で、襟裳岬や地域の知りたい情報がたくさん聞けそうです！

・うらかわ優駿ビレッジアエル

牧場巡りなどができる地域ならではの宿。展望風呂やサウナもあり疲れを癒せます。

・みついし昆布温泉　蔵三

太平洋を一望できる自慢の絶景露天！景色は最高です。

その他、近くの温泉などはこちらからどうぞ

まとめ

いかがでしたか。最果ての地といわれる襟裳岬は、情緒もあり自然を復活させた歴史のある地です。

そんな日高山脈の端から拝む初日の出は、自然の壮大さも感じる事ができる

元日にふさわしい場所かもしれませんね。