地域によっては、水道水が口や体質に合わないなどの理由で、飲みにくいと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そういった場合は、ペットボトル入りのミネラルウォーターを購入する、ウォーターサーバーを設置するなどの対策を考えなくてはなりません。
しかしその場合、置き場所の問題や何よりもコストが気になりますよね。
人間が生きていくには水は必要不可欠です。
毎日飲むものだからこそ、コスパよく美味しい水を飲みたいものです。
そこで、節約しながら美味しく安全な水を飲む方法についてご紹介していきます。
水道水を備長炭でろ過する
備長炭とはウバメガシを材料として作られた木炭です。
一般的な木炭との大きな違いとは、その表面に目に見えないくらいの微細な穴が空いており、その穴に水道水の不純物を取り除くことができるということです。
つまり、備長炭は天然の浄水フィルターの役割を果たすのでごく普通の水道水もまろやかな味に変えることができます。
さらに備長炭にはミネラルも含まれているので、ろ過しながらミネラル分の加えることができます。
必要な備長炭の量は水道水1リットル当たり約100グラムが目安です。
流水できれいに洗った備長炭を水道水の入ったボトルに漬け、1日置くとミネラルウォーターが出来上がります。
ろ過が終わった備長炭は再び流水で洗い流し、乾燥させれば再利用することができます。
また、時々煮沸洗浄して殺菌しましょう。
きちんとお手入れをすればおよそ2週間ほど使うことができます。
2週間を経過したら徐々にミネラル分がなくなりますが、カルキや臭い吸着効果は約半年ほど使えます。
その後は冷蔵庫や下駄箱の消臭剤として使えるので、無駄なく活用できますね。
備長炭はコスパは非常に優れていますが、洗浄などの手間がかかるところがやや難点と言えます。
麻炭パウダー
備長炭は手間がかかるのですが、麻を炭にしたパウダーなら手間もかからずコスパもいいです。
私は3年間、1ℓの水道水を窓際で数時間日光浴させた後、麻炭パウダーを小さじ4分の1入れて冷やして飲んでいます。
これを入れると、カルキはもちろん味もまろやかになり美味しいお水に変わります。
ただ、パウダーの入れ過ぎには注意して下さい。少量で十分美味しくなります。
また、コスパも良いです。3年間この水を飲んでいますが、本当に少量で良いので3年間で2袋しか購入していないのです!
おすすめです。
浄水ポットを利用する
ポットに浄水フィルターを取り付けて使用するタイプのものです。
最近では海外製も多く出回るようになりましたが、一般的に店頭で見かける商品のフィルターは、日本の水道事情に合わせて作られているので問題なく使用できます。
蛇口に取り付ける浄水器と比べ構造が簡単なので、日常的なメンテナンスもポッドを洗う程度の簡単な作業で済むのが最大のメリットです。
フィルターは使い捨てなので定期的に交換する必要があり、備長炭と比べると費用はかかりますが、ミネラルウォーターの購入やウォーターサーバーの維持に比べると格段に安くすむ場合が多いです。
ただし、この手の浄水ポッドは水をろ過し保存するという2つの機能を1つのポットに統合しなくてはならないので、どうしてもポットが大きくなりがちです。
購入の際には、ポッドが冷蔵庫に入るかどうかの確認をしてください。
また、交換フィルターが買いに行きやすい場所で販売されているかどうか、価格はどのくらいかについても調べておきましょう。
外出にも水を持ち歩こう
飲み水にかかるコストを抑えるには、外出先でも極力ミネラルウォーターを購入せず、持ち歩くことを習慣にすれば大きく節約できます。
水を持ち歩くには水筒が必要になります。
キンキンに冷えた水を飲みたいなら保冷ができる魔法瓶、荷物を重くしたくないのであればプラスチックボトル、たくさん量を必要とするならスクイズボトルなど、目的に合わせた水筒を探してみましょう。
自宅から水を持っていくのは荷物が重くなってしまって大変だ、という方には、水筒に浄水フィルターが付いたタイプのボトルがおすすめです。
これがあれば、外出先で飲用可能な水道水をその場で浄水して美味しい水を作ることができるので、飲みたい時だけ飲みたい分だけ飲み水を用意することができます。
水筒選びのポイント
水筒選びのポイントとしては、「お手入れがしやすい形状のもの」を選ぶことが重要です。
水を持ち歩くことを習慣化するのに、お手入れに手間がかかってしまってはだんだん面倒になり続かなくなってしまいます。
シンプルな形状のもの、パーツが少ないものの方がお手入れはしやすいので、購入の際にはこちらについても考慮してみましょう。
まとめ
ミネラルウォーターやウォーターサーバーを購入せず、自宅で水を浄化すれば、飲み水代を節約することができます。
さらに外出時にも水筒を持ち歩けばもっと節約することができますね。
1日あたりはごくわずかな金額でも、水は毎日に必要なものなので、1ヶ月・1年と長いスパンで考えるとそれなりの金額の節約になります。
水の美味しさは損なわずにコストダウンする参考になれば幸いです。